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小論文の原稿用紙の書き方・使い方|縦書き・横書き別に英語や数字のルールを徹底解説

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門|

大学受験の総合型選抜(旧AO入試)で使われる小論文。小論文対策というと、「何を書けばいいのか」「どう主張すればいいのか」といった内容面に意識が向きがちです。しかし、実際の入試や選考では、原稿用紙の書き方・使い方そのものが評価の前提条件になっています。

本記事では、原稿用紙の書き方・使い方を「一覧で確認したい」「試験直前に素早く見直したい」という方に向けて、縦書き・横書きの違いや数字・英語の扱いを含む全ルールを整理しています。作文・レポート・小論文、いずれの場面でも使えるリファレンスとしてご活用ください。

どれほど内容が良くても、原稿用紙のルールを守れていなければ、「雑」「読みにくい」「基本ができていない」という印象を与えてしまいます。内容と同じくらい形式が重要なのです。

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小論文の書き方の基礎から知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
▶ 小論文の書き方|高校生向けにゼロから基本ルール・構成・原稿用紙の使い方まで徹底解説

原稿用紙の書き方・使い方の基本ルール一覧

ここでは、小論文入試で必ず押さえておきたい原稿用紙の書き方・使い方の全ルールを整理します。まず「クイックリファレンス表」で全体像を一覧確認してから、各ルールの詳細を見ていきましょう。試験直前の確認にも使えるよう、縦書き・横書きを横断して1枚で俯瞰できる形にまとめています。

書き方・使い方クイックリファレンス表

横にスクロールできます

項目

縦書き

横書き

書き出し

1マス空けて書き始める(題名は書かない)

同左

段落

冒頭を1マス空ける。話題が変わるときに改行

同左

句読点

「、」「。」を1マス使用。行頭禁止

「、」「。」または「,」「.」(指示に従う)。行頭禁止

小さい仮名

「っ・ゃ・ゅ」も1マス1文字

同左

数字

漢数字(一、二、三…)

算用数字(1、2、3…)。2桁以上は1マスに2文字

英語(大文字)

1マスに1文字・右90度回転

1マスに1文字・そのままの向き

英語(小文字)

1マスに2文字・右90度回転

1マスに2文字・そのままの向き

感嘆符・疑問符

「!」「?」は使わない

同左

訂正方法

二重線で消す(修正液NG)

同左

この表を頭に入れておくだけで、本番での迷いが大幅に減ります。数字・英語のルールは縦書きと横書きで異なるため、試験の指示を必ず事前に確認しましょう。

原稿用紙のルールは一度に全部覚えようとすると混乱しがちです。まず「書き出しの1マス空け」から始め、次に「段落の切り方」、そして「句読点の位置」の順に覚えていくのがおすすめです。この3つを確実にマスターするだけで、答案の見た目は大きく整います。数字・英語のルールはその後に覚えれば十分です。

原稿用紙の書き方の前に知っておくこと

原稿用紙の各ルールを覚える前に、「使い方の基本」として押さえておきたい3つの知識があります。字数の数え方・訂正の方法・縦書きと横書きの見分け方です。これらは競合記事でも必ず解説されている実務的な疑問ですが、案外知らないまま試験に臨んでしまう受験生も少なくありません。

字数カウントの方法

原稿用紙の字数カウントは、マス数=字数が基本です。以下のルールを覚えておきましょう。

- 文字が入ったマスはすべて1字としてカウントします(句読点・記号・小さい仮名も同様)。
- 空白マス(段落冒頭の1マス空け)もカウントに含まれます。書き出しの1マス空けも字数に数えてください。
- 行末の空きマスはカウントしません。行末が余った場合、そのマスは字数に含まれません。
- 横書きで2文字を1マスに書く場合(算用数字・英語小文字)は、1マスで2字分のカウントになります。

「800字以内」と指定されている場合、800マス以内に収めることが目安です。字数が大幅に不足する(目安は指定字数の8割未満)と、内容の薄さや準備不足と判断されることがあります。

訂正(消し方)の方法

原稿用紙の訂正には正しい方法があります。間違えたときは慌てずに、以下の方法で対処しましょう。

- 鉛筆書きの場合:消しゴムで丁寧に消してから書き直します。消し残しがないよう、しっかり消しましょう。
- ペン書きの場合:誤った文字に二重線を引いて消します。修正液(ホワイト)や修正テープは、試験では原則使用禁止です。採点者が元の文字を確認できなくなるため、不正とみなされる場合もあります。
- 訂正印:試験では訂正印は不要です。二重線を引いた上に正しい文字を書き込むか、余白に書き直します。

消し方が雑だと「丁寧さがない」という印象を与えます。できるだけ丁寧に、読みやすい答案を心がけましょう。

縦書き・横書きの見分け方

原稿用紙を受け取ったとき、縦書きか横書きかをすぐに判断できるようにしておきましょう。

- 縦書き:マスが縦(上から下)に並んでおり、行が右から左へ進みます。用紙を縦長に置いて使います。
- 横書き:マスが横(左から右)に並んでおり、行が上から下へ進みます。用紙を横長に置いて使います。

試験会場で焦って縦横を間違えないよう、用紙を受け取ったら「行の流れ」を確認する習慣をつけておきましょう。

実際に書いて確認したい方は、アオマルのオリジナル原稿用紙を使ってAI添削を試してみてください。縦書き・横書き両対応で、手書きの答案をスマホで撮影するだけでAIが添削します。

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縦書き原稿用紙の書き方

縦書きは、日本語の小論文で最も多く使われる形式です。縦書きならではのルールをしっかり押さえておきましょう。

書き出し・段落

縦書きでは、文章の流れが上から下、右から左に進みます。書き出しと段落の冒頭は必ず1マス空けて書き始めます。改行のタイミングは「話題が変わるとき」が基本で、1文ごとに改行するのはNGです。

段落を適切に使うことで、論理の流れが採点者に伝わりやすくなります。総合型選抜の小論文では「序論・本論・結論」の3段落構成が基本ですが、それぞれの段落の冒頭を1マス空けることで、構成の明確さが視覚的にも伝わります。

よくあるミス
- 1マス空けずに書き始める
- 作文のように題名を書いてしまう
- 改行せずに長い文章を続ける
- 1文ごとに改行してしまう

句読点・記号

縦書きでは、「、」「。」「」「『』」を使います。横書きで使うカンマ(,)やピリオド(.)は、縦書きでは原則使いません。また、感嘆符「!」や疑問符「?」は小論文では不要です。

句読点は行の先頭に来ないようにするのがルールです。行の最後のマスに文字と句読点を一緒に収める(文字のマスの右下に句読点を書く)か、前の行の最後のマスに収めるようにしましょう。

よくあるミス
- 句読点をマスの外に小さく書く
- 行頭に来るのを避けようとして無理に詰める

数字(漢数字)の書き方

縦書きでは、数字は漢数字を使います。

- 「1」→「一」、「2024」→「二〇二四」
- 小数点は「・」を1マス使って書く(例:「3.14」→「三・一四」)
- 「100人」→「百人」、「1,000円」→「千円」

よくあるミス
- 縦書きなのに算用数字(1、2、3)を使ってしまう
- 同じ文章内で漢数字と算用数字が混在する

英語(アルファベット)の書き方

縦書き原稿用紙では、英語(アルファベット)の書き方に特別なルールがあります。

基本原則:なるべくカタカナ表記を使う

縦書きの小論文では、英語をそのまま書くよりもカタカナに直して書くことを強くおすすめします。理由は2つあります。

1. 採点者が読みやすく、内容が伝わりやすい
2. アルファベットの向きや字数のルール違反リスクを避けられる

例:「AI」→「エーアイ」または「人工知能」、「SDGs」→「エスディージーズ」または「持続可能な開発目標」

どうしてもアルファベットを使う場合のルール

カタカナに直せない固有名詞などでアルファベットを使う場合は、以下のルールに従います。

- 向き:文字を右に90度回転させて横向きに書く(縦に積み重ねるのはNG)
- マスの使い方:大文字は1マスに1文字、小文字は1マスに2文字

縦書きでのアルファベットの向きは、文章で説明するとわかりにくいため、以下のテキスト図解で確認してください。

【縦書きアルファベットの向きイメージ】

正しい向き(右90度回転)
  ┌──┐
  │ C →│ ← 文字を右に倒す。原稿用紙の右が文字の上になる向き
  └──┘

NG(縦に積み重ね)
  ┌──┐
  │ C │
  ├──┤
  │ h │ ← このように縦に積むのは禁止
  ├──┤
  │ a │
  └──┘

つまり、通常の横書きで書くときと同じ向きの文字を、原稿用紙の上が右側になるように配置するイメージです。

例:「ChatGPT」を縦書きで書く場合
→ 文字を右90度回転させ、C(1マス)/ ha(1マス)/ t(1マス)/ G(1マス)/ P(1マス)/ T(1マス)の順に縦方向に並べる

単語の区切り方
- 単語の途中でマスをまたいで区切ることはできない
- ハイフンで区切るのも不可
- 単語単位で改行する(行末で単語が入りきらない場合は次の行の先頭から書き始める)

横書き原稿用紙の書き方

横書き原稿用紙とは、文字を左から右へ横方向に書いていく形式の原稿用紙です。縦書きが「上から下・右から左」に進むのに対し、横書きは「左から右・上から下」に進みます。数字の書き方や英語の向きなど、縦書きとは異なるルールが複数あるため、自分の試験が横書き指定かどうかを必ず事前に確認しましょう。

横書き原稿用紙の基本的な書き方ステップ

横書き原稿用紙の書き方を、手順を追って確認していきましょう。

1. 用紙を横向きに確認する
横書き原稿用紙は、マスが左右に並んでいます。書き始める前に、用紙の向きと行の方向を確認しましょう。

2. 1行目の1マス目を空けて書き始める
縦書きと同様に、文章の書き出しは必ず1マス空けてから書き始めます。題名の記載は、特別な指示がない限り不要です。

3. 左から右へ、上から下へ進む
1行を左から右へ書き進め、行末まで達したら次の行の先頭(左端)から書き始めます。

4. 改行・段落のタイミングを守る
話題が変わるタイミングで段落を変え、新しい段落の冒頭は1マス空けて書き始めます。1文ごとに改行するのはNGです。

5. 行末の処理に注意する
行末に句読点が来る場合は、最後のマスに文字と句読点を一緒に収めます。行末が空いても問題ありません。無理に文字を詰めたり、行をまたいで単語を分割したりしないようにしましょう。

横書き原稿用紙が使われる試験の傾向

横書き原稿用紙が指定される試験には、一定の傾向があります。理系・医療系・福祉系・国際系の学部では、論文形式に近い横書き指定が多く見られます。また、総合型選抜の課題レポート形式の選考でも、横書きの原稿用紙が指定されるケースがあります。たとえば、芝浦工業大学の総合型選抜や東京理科大学の総合型選抜のような理系学部では、横書き形式の課題が出題されることがあります。志望校の過去の選考資料や募集要項を確認し、縦書き・横書きのどちらが指定されているかを早めに把握しておきましょう。

縦書きとの主な違い(比較表)

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項目

縦書き

横書き

数字

漢数字(一、二、三…)

算用数字(1、2、3…)

2桁以上の数字

1マスに1文字(二〇二四)

1マスに2文字(20/24)

小数点

「・」を1マス使用

「.」を半マス使用

英語の向き

右90度回転して横向きに書く

そのままの向きで書く

英語大文字

1マスに1文字(回転)

1マスに1文字

英語小文字

1マスに2文字(回転)

1マスに2文字

句読点

「、」「。」

「、」「。」または「,」「.」(指示に従う)

段落の書き出し

1マス空ける

1マス空ける(同じ)

縦書きと横書きで共通するルール(書き出し・段落・句読点の位置など)も多いですが、数字と英語の扱いは大きく異なります。試験の指示をよく確認してから書き始めましょう。

数字(算用数字)の書き方

横書きでは、数字は算用数字を使います。縦書きの漢数字とは異なるため注意が必要です。

1桁の数字:1マスに1文字
- 「5人」→「5」(1マス)+「人」(1マス)

2桁以上の数字:1マスに2文字
- 「2024年」→「20」(1マス)+「24」(1マス)+「年」(1マス)
- 「100人」→「10」(1マス)+「0人」(1マス)

小論文頻出の数字・統計表現の具体的なマス割り例

- 「2024年」→「20」(1マス)+「24」(1マス)+「年」(1マス) 計3マス
- 「約6割」→「約」(1マス)+「6」(1マス)+「割」(1マス) 計3マス
- 「1,200万人」→「1,」(1マス)+「20」(1マス)+「0万人」(1マス) 計3マス

小数点:半マスを使用
- 「3.14」→「3」(1マス)+「.」(半マス)+「14」(1マス)

よくあるミス
- 横書きなのに漢数字(一、二、三)を使ってしまう
- 2桁の数字を1マスに1文字ずつ書いてしまう

英語(アルファベット)の書き方

横書き原稿用紙では、縦書きのように文字を回転させる必要はありません。通常の向きでそのまま書きます。ただし、大文字と小文字でマスの使い方が異なる点に注意が必要です。

大文字:1マスに1文字

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文字列

マス割り

AI

A(1マス)/ I(1マス)

SDGs

S(1マス)/ D(1マス)/ G(1マス)/ s(※小文字のため後述)

小文字:1マスに2文字

横にスクロールできます

文字列

マス割り

ChatGPT

C(1マス)/ ha(1マス)/ t(1マス)/ G(1マス)/ P(1マス)/ T(1マス)

SDGs

S(1マス)/ D(1マス)/ Gs(1マス)

実際の小論文頻出語のマス割り例

- AI(すべて大文字)→ A / I で2マス
- SDGs(Sは大文字、DGは大文字、sは小文字)→ S / D / Gs で3マス
- ChatGPT(7文字)→ C / ha / t / G / P / T で6マス

なるべくカタカナ表記を使う理由

横書きでも、英語はできるだけカタカナに直して書くことをおすすめします。採点者が読みやすく、マスの使い方のミスを防げるからです。どうしても英語表記が必要な場合(固有名詞・専門用語など)にのみアルファベットを使いましょう。

句読点・記号の扱い

横書き原稿用紙の句読点については、学校や大学の指示に従うことが最優先です。

- 一般的な日本語の小論文:「、」「。」を使う
- 理系・学術系の論文形式を指定された場合:「,」「.」(カンマ・ピリオド)を使う場合もある

指示がない場合は「、」「。」を使うのが無難です。同じ答案内で「、」と「,」を混在させるのは絶対に避けましょう。

横書きでも、句読点が行頭に来ないようにするルールは縦書きと同じです。行末のマスに文字と句読点を一緒に収めるか、前の行の最後のマスに入れるようにします。

横書き・縦書き両対応のオリジナル原稿用紙を使ってAI添削を受けられるアオマルで、実際に書いて確認してみましょう。

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原稿用紙の書き方でよくある減点ミスと対策

原稿用紙のルールを「なんとなく知っている」状態では、本番で思わぬミスをしてしまいます。ここでは、採点者が実際に目にする頻出ミスを「ミス内容/なぜ減点か/正しい書き方」の3列でまとめました。「なぜ減点につながるか」の理由を理解することで、ルールが記憶に定着しやすくなります。

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ミス内容

なぜ減点につながるか

正しい書き方

書き出しを1マス空けない

段落の区切りが視覚的に伝わらず、読みにくい答案になる

書き出しと各段落冒頭は必ず1マス空ける

題名を書く

小論文と作文の区別がついていないと判断される。指示にない行動は「指示理解力が低い」と評価される

特別な指示がない限り題名は書かない

行頭に句読点を置く

採点者の視線が止まり、読みにくい。日本語の基本ルールを理解していないと判断される

行末の文字マスに句読点を一緒に収める

句読点をマスの外に小さく書く

マスの外に書くと「1マス1文字」のルール違反。答案が雑に見える

句読点も1マス使って書く

縦書きで算用数字を使う

縦書きルールを理解していないと判断される

縦書きは漢数字(一、二、三)を使う

横書きで漢数字を使う

横書きルールを理解していないと判断される

横書きは算用数字(1、2、3)を使う

小さい仮名を前の文字の右下に書く

1マス1文字のルール違反。文字の大きさが不揃いで読みにくい

「っ・ゃ・ゅ」も独立した1マスに書く

感嘆符「!」疑問符「?」を使う

小論文は論理的な文章。感情的な表現は論理性の欠如と判断される

小論文では使わない

縦書きで英語を縦に積み重ねる

アルファベットの方向ルール違反。読み手が読めない

右90度回転させて横向きに書く

句読点の種類が混在する(「、」と「,」が混在)

統一感がなく、注意力の低さを示す。論文としての体裁が崩れる

どちらかに統一する(指示に従う)

総合型選抜では、アドミッションポリシーへの適合だけでなく、「指示を正確に守れるか」という基本姿勢も評価されます。上の表のミスは、いずれも「指示理解力」や「丁寧さ」の欠如として採点者に映ります。内容の良し悪し以前に、形式ミスで印象を下げないよう注意しましょう。

ミスを自分で見つけるのは難しいものです。客観的なフィードバックが必要なときは、アオマルのAI添削なら、形式ルールの違反も即座に指摘してもらえます。書いたその場で確認できるので、ミスの癖を早期に修正できます。

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原稿用紙に英語を書くときのよくある疑問Q&A

英語(アルファベット)の書き方に関して、受験生からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。

Q1:原稿用紙に英語の単語を書くとき、大文字と小文字はどう分けるの?

A:通常の英語表記のルールに従います。文の先頭・固有名詞・略語(AI、SDGsなど)は大文字、それ以外は小文字で書きます。マスの使い方は「大文字=1マスに1文字、小文字=1マスに2文字」が基本です。横書きでも縦書きでもこのルールは同じです。

Q2:縦書き原稿用紙で英語を書くとき、向きはどうするの?

A:文字を右に90度回転させて書きます。縦に文字を積み重ねるのはNGです。右90度回転とは、通常の横書きと同じ向きの文字を、原稿用紙を右に傾けたように配置することです。ただし、縦書きの場合はカタカナに直して書く方がルール違反のリスクがなく、採点者にも読みやすいため、できるだけカタカナ表記を使いましょう。

Q3:英語の固有名詞(国名・人名)はカタカナにすべき?

A:基本的にはカタカナ表記を推奨します。例えば「America」→「アメリカ」、「Einstein」→「アインシュタイン」のように書くと、採点者が読みやすく、マスの使い方のミスも防げます。ただし、正式名称として英語表記が必要な場合(企業名・団体名など)は、アルファベットのまま書いても問題ありません。

Q4:横書きで "AI" など2文字の略語はどう書く?

A:「AI」はすべて大文字なので、A(1マス)/ I(1マス)の計2マスを使います。「IT」「UN」なども同様に1文字ずつ1マスです。「SDGs」のように大文字と小文字が混在する場合は、S(1マス)/ D(1マス)/ Gs(1マス)のように、小文字は2文字で1マスにまとめます。なお、「AI」は「エーアイ」や「人工知能」とカタカナ・日本語で書いても問題ありません。

Q5:英語の文章(英作文)を原稿用紙に書く場合のマスの使い方は?

A:日本語の小論文の原稿用紙に英語の文章を書く機会はほぼありませんが、英語で小論文を書く指示がある場合は、大文字1マス・小文字2文字で1マスのルールを適用します。単語と単語の間のスペースは半マス程度空けるのが一般的です。ただし、英語で書く小論文の場合は英語専用の原稿用紙や罫線紙を使うことが多いため、試験の指示をよく確認してください。

英語や数字の書き方を覚えたら、次は実際に書いて添削を受けることが上達の近道です。形式ルールを守った上で、論理的な文章が書けているかどうかをAIが即座に添削してくれるのが、総合型選抜対策アプリ「アオマル」の強みです。

小論文の添削について詳しく知りたい方はこちら
▶ 小論文の添削は誰に頼む?無料・有料・AIサービスを徹底比較

小論文の原稿用紙の役割とは何か

小論文入試において、原稿用紙は単なる「書くための紙」ではありません。それは、受験生の思考や論理の整理状態を、評価者に伝えるための道具です。

大学側は小論文を通して、知識量だけでなく、

- 考えを筋道立てて説明できるか
- 他者に配慮した文章が書けているか
- 指示や形式を正確に理解できているか

といった点を見ています。原稿用紙の使い方は、こうした力が身についているかどうかを判断する「入口」にあたります。

内容が同じでも、原稿用紙の使い方が雑な答案は、「基本ができていない」「読み手を意識していない」という印象を与えてしまう可能性があります。そのため、小論文対策では内容と同じくらい形式が重要なのです。

総合型選抜では、アドミッションポリシーへの適合だけでなく、「指示を正確に守れるか」という基本姿勢も評価されます。原稿用紙のルールを守ることは、その姿勢を示す最初の一歩です。

小論文の論理構成や書き方全体を確認したい方は、こちらもあわせてご覧ください。
▶ 小論文400字の書き方|短い字数でも合格レベルに仕上げる構成・例文・時間配分を高校生向けに解説

アオマルで使えるオリジナル原稿用紙

アオマルでは、小論文対策に特化したオリジナル原稿用紙を用意しています。

この原稿用紙は、

- 入試で頻出する字数を想定
- 縦書きと横書きの両方に対応
- スマホで撮影して、手書きの文字をAIが認識できる

ようになっています。

使い方の流れ

1. 原稿用紙を使って、基本ルールどおりに書く
2. 原稿用紙の写真をスマホで撮って、「アオマル」にアップロードする
3. 指摘された点をもとに書き直す

このサイクルを繰り返すことで、形式を守ったうえで論理的に書く力が自然と身についていきます。小論文の添削を最大限活かす方法については、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 小論文の添削を最大限活かす方法|頼み方・書き直し方・繰り返しサイクルを高校生向けに徹底解説

まとめ

小論文入試において、原稿用紙の書き方・使い方は「細かいルール」ではありません。それは、評価される文章を書くための前提条件です。

- 正しい形式で書く
- 読み手を意識する
- 改善点を客観的に確認する

こうした力を身につけることで、小論文は確実に安定します。

最後に、提出前に必ず確認すべきルールをチェックリストにまとめました。本番直前にも活用してください。

提出前に確認すべき原稿用紙ルール10項目

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チェック項目

1

書き出しと各段落の冒頭を1マス空けているか

2

題名を書いていないか(指示がない場合)

3

句読点が行頭に来ていないか

4

句読点・記号をそれぞれ1マス使っているか

5

小さい仮名(っ・ゃ・ゅ)を1マスに書いているか

6

縦書きの場合、数字を漢数字で書いているか

7

横書きの場合、2桁以上の算用数字を1マスに2文字まとめているか

8

英語の大文字を1マスに1文字、小文字を1マスに2文字で書いているか

9

縦書きでアルファベットを使う場合、右90度回転して書いているか

10

漢数字と算用数字、「、。」と「,.」が混在していないか

チェックリストで自己確認した後、さらに論理構成や表現まで添削してほしい場合はアオマルの無料トライアルへ。AIが形式ルールから論理構成まで、客観的にフィードバックしてくれます。

小論文の見直し方や添削後の書き直し方も、あわせて確認しておくことをおすすめします。
▶ 小論文の見直し方完全ガイド|試験本番・提出前に使えるチェックリストと優先順位を高校生向けに解説
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この記事を書いているのは

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門

東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。

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