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【合格者が語る】東大 学校推薦型選抜の面接で実際に聞かれた質問・答え方・準備でやったことを体験談で解説

東京大学の学校推薦型選抜は、一般入試とはまったく異なるアプローチで合否が決まります。なかでも「面接」は合否を大きく左右する重要な選考要素です。しかし、「実際にどんな質問をされるの?」「面接の雰囲気はどんな感じ?」「どう準備すればいい?」といった疑問を抱えている受験生は多いのではないでしょうか。この記事では、東大学校推薦型選抜の面接を経験した合格者の体験談をもとに、実際に聞かれた質問内容・答え方・当日の雰囲気・準備でやったことをリアルに解説します。

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東大 学校推薦型選抜の面接とはどんな選考なのか

東京大学の学校推薦型選抜における面接は、一般的な大学入試の面接とは性格が大きく異なります。単に「志望動機を話す場」ではなく、受験生の知的な深さ・思考力・研究への姿勢を総合的に評価する場です。

面接は各学部・学科によって形式が異なりますが、多くの場合は複数の教員(3〜5名程度)が面接官を務め、20〜30分ほどの時間をかけて深く掘り下げる形式が採られます。理系学部では研究内容や専門的な知識を問う質問が多く、文系学部では社会課題や学問への関心・論理的思考力を試す質問が多い傾向があります。

重要なのは、「答えが正しいかどうか」よりも「どのように考えるか」が評価されるという点です。東大の教員たちは、受験生が未知の問いに対してどうアプローチするか、知的好奇心をどれだけ持っているかを見ています。そのため、準備した答えをそのまま暗唱するよりも、その場で柔軟に考えながら対話できる力が求められます。

また、東大の学校推薦型選抜は書類選考・センター試験(大学入学共通テスト)・面接・その他の選考要素を組み合わせた総合評価です。面接はあくまでその一部ですが、最終的な合否を左右する重要な場面であることは間違いありません。

実際に聞かれた質問内容【合格者の体験談より】

ここでは、東大学校推薦型選抜を通過した合格者が実際に聞かれた質問を、分野別に紹介します。

研究・学問への関心を問う質問

合格者の多くが「研究活動について詳しく教えてください」という質問を受けています。たとえば理学部に合格したAさん(以下、仮名)は、高校時代に取り組んだ数学の研究について次のように語っています。

「『あなたの研究の一番面白いところはどこですか?』と聞かれました。準備していた答えを話したところ、すぐに『では、その手法を別の問題に応用するとしたらどんな問題が考えられますか?』と深掘りされました。想定外の質問でしたが、自分の研究を本当に理解していたので、その場で考えながら答えることができました」

このように、準備した内容だけでなく、その場での思考力を試す追加質問が来ることが多いようです。

志望動機・将来の目標に関する質問

「なぜ東大でなければならないのか」「10年後にどんな研究者・社会人になりたいか」といった質問も頻出です。文学部に合格したBさんは次のように振り返ります。

「『東大に来て何を研究したいですか?』という質問に対して、具体的な研究テーマと指導を受けたい教員名を挙げて答えました。すると『その教員の最近の論文を読みましたか?』と聞かれ、実際に読んでいたので詳しく話せました。準備の深さが問われた瞬間でした」

社会課題・時事問題に関する質問

特に文系学部では、社会課題や時事問題に対する意見を問われることがあります。「少子化問題についてあなたはどう考えますか?」「AIの発展が社会に与える影響をどう見ていますか?」といった質問です。

法学部に合格したCさんは「『日本の司法制度で一番改善すべき点は何だと思いますか?』と聞かれました。自分の意見を述べたあと、『では反対意見はどんなものが考えられますか?』と問い返されました。自分の意見だけでなく、多角的な視点を持っているかどうかを見られていたと思います」と話しています。

高校時代の活動・経験に関する質問

「高校時代に最も力を入れたことは何ですか?」「その経験から何を学びましたか?」という質問も定番です。ここでは、単に活動内容を羅列するのではなく、「なぜそれに取り組んだか」「何が難しかったか」「どう乗り越えたか」という思考プロセスを語ることが重要です。

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東大 推薦面接の雰囲気・当日の流れはどうだった?

合格者の多くが「思ったよりも対話的でリラックスした雰囲気だった」と語っています。圧迫面接のような雰囲気ではなく、教員たちが受験生の話に真剣に耳を傾け、興味深そうに追加質問をしてくる形式が多いようです。

当日の流れとしては、以下のようなパターンが多く報告されています。

時間の目安

内容

開始〜5分

アイスブレイク・簡単な自己紹介

5〜15分

研究・活動内容の説明と深掘り質問

15〜25分

志望動機・将来の目標・学問への関心

25〜30分

受験生からの質問タイム(逆質問)

Aさんは「面接室に入ったとき、教員の方々が笑顔で迎えてくださって、最初の緊張がほぐれました。ただ、質問が始まると一つひとつがとても深く、気を抜けない時間でした」と話しています。

また、「逆質問の時間がある」という点も特徴的です。「あなたから私たちに何か聞きたいことはありますか?」と問われる場面が多く、ここでも知的な関心の深さが評価されます。「〇〇先生の最近の研究について伺いたいのですが」といった具体的な質問ができると、好印象を与えられます。

Bさんは「面接が終わったあと、『いい話が聞けました』と言ってもらえました。合否はわからなかったけれど、自分の研究への熱意が伝わった手応えはありました」と振り返っています。

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面接の準備でやったこと【合格者が実践した対策】

合格者たちが面接準備として実践していたことを、具体的に紹介します。

研究内容の「5分・15分・30分バージョン」を用意した

自分の研究や活動を、5分・15分・30分のそれぞれの時間で説明できるように準備した合格者が複数いました。「どれだけ時間をもらえるかわからないので、短くも長くも話せるように練習しました」(Aさん)。

また、専門用語をできるだけ使わずに説明する練習も行ったといいます。「教員の先生方が自分の専門分野の人ばかりとは限らないので、高校生でも理解できる言葉で説明できるようにしました」(Cさん)。

志望学部の教員の論文・研究を読み込んだ

「東大でどんな研究をしたいか」を具体的に語るために、志望学部の教員の最新論文や研究内容を事前に調べた合格者が多くいます。「面接で実際に『その論文を読みましたか?』と聞かれたとき、読んでいたので詳しく答えられました。準備しておいて本当によかったです」(Bさん)。

想定質問を100問作って練習した

「準備した質問は100問以上になりました」と語る合格者もいます。志望動機・研究内容・社会課題・時事問題・高校時代の経験など、あらゆる角度からの質問を想定し、声に出して答える練習を繰り返したそうです。

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学校の先生や大学生にモック面接をしてもらった

「高校の先生に何度もモック面接をしてもらいました。最初は答えが長すぎたり、論理が飛躍していたりしたので、フィードバックをもらいながら改善しました」(Aさん)。また、大学生の兄姉や塾の講師に面接官役をお願いした合格者もいます。

また、面接対策の準備と並行して、志望理由書との一貫性を保つことも重要です。面接では志望理由書の内容をもとに深掘り質問がされることが多いため、書類と面接の内容が矛盾しないように整理しておく必要があります。

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面接当日の緊張対処法【合格者が実践したこと】

「面接当日はやっぱり緊張しました」と話す合格者は多いです。しかし、緊張を完全になくそうとするのではなく、「緊張をうまく活かす」ことが大切だと語っています。

Cさんは「緊張したら深呼吸を3回するようにしていました。また、『緊張しているのは自分だけじゃない、みんな同じだ』と思うようにしました」と話しています。

また、複数の合格者が「面接前日は新しい対策をしない」という方針を取っていました。「前日に新しいことを詰め込もうとすると、かえって混乱します。前日は今まで準備してきたことを軽く見直して、早く寝るようにしました」(Aさん)。

当日の面接室では、「わからないことは正直に『わかりません』と言う」ことも大切です。「知らないことを知っているふりをするよりも、『それについては詳しくないのですが、こういう観点からは考えられます』と正直に言ったほうが好印象だったと思います」(Bさん)。

知的誠実さを示すことが、東大の面接では特に評価されるポイントのひとつです。

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面接対策を始める前にやっておくべき自己分析

面接対策を効果的に進めるためには、まず徹底した自己分析が必要です。「なぜ東大に行きたいのか」「なぜその学部・学科なのか」「自分はどんな経験をして、何を学んできたのか」を深く掘り下げることが、説得力のある面接の答えにつながります。

自己分析では、「なぜ?」を5回繰り返す手法が効果的です。たとえば「数学が好き」という出発点から、「なぜ好きなのか→問題を解く達成感があるから→なぜ達成感を感じるのか→答えが明確に出るから→なぜ答えが明確に出ることが好きなのか→曖昧なことが苦手だから→なぜ曖昧なことが苦手なのか→幼い頃に〇〇という経験をしたから」というように掘り下げていくと、自分の価値観や原体験が見えてきます。

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この自己分析の結果は、志望理由書にも面接にも一貫して活用できます。面接で「なぜ東大なのか」「なぜこの研究がしたいのか」を問われたとき、自己分析で掘り下げた内容があれば、自信を持って答えることができます。

まとめ

東大の学校推薦型選抜の面接は、暗記した答えを披露する場ではなく、受験生の知的な深さ・思考力・研究への熱意を教員と対話しながら示す場です。合格者たちの体験談から見えてくるポイントを整理すると、以下の5つになります。

1. 研究内容を複数の時間バージョンで説明できるように準備する
2. 志望学部の教員の論文・研究を事前に読み込んでおく
3. 想定質問を100問以上作り、声に出して練習する
4. 志望理由書との一貫性を保ち、書類と面接の内容を整合させる
5. わからないことは正直に伝え、知的誠実さを示す

面接は一朝一夕で対策できるものではありませんが、しっかりと準備を積み重ねれば、自分の言葉で東大の教員に思いを伝えることができます。合格者たちの体験談を参考に、ぜひ自分なりの面接対策を進めてみてください。

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この記事を書いているのは

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門

東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。

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