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総合型選抜の面接マナー完全ガイド|服装・入退室・言葉遣い・当日の流れを高校生向けに徹底解説

水瀬彩香 ❘ 理系受験生向け対策|

総合型選抜の面接では、志望動機や自己PRの内容だけでなく、服装・入退室の仕方・言葉遣いといった「マナー」が合否に大きく影響します。どれだけ熱意のある答えを準備していても、第一印象や立ち居振る舞いで減点されてしまうのは非常にもったいないことです。実際、面接官は受験生が入室した瞬間から評価を始めていると言われており、最初の10秒で印象の大半が決まるという研究結果もあります。この記事では、総合型選抜の面接当日に向けて、服装・持ち物・入退室の流れ・言葉遣い・姿勢・態度まで、高校生が押さえておくべきマナーをすべて網羅して解説します。グループ面接・オンライン面接など形式別の注意点や、面接官が実際に減点するマナーミスTOP5も紹介するので、「自分のやり方が正しいかどうか不安」という方はぜひ最後まで確認してください。

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面接当日の服装|高校生は何を着ていけばいい?

基本は制服が最もスタンダード

高校生の総合型選抜面接において、服装の基本は制服です。制服は「高校生らしさ」を表す最もフォーマルな服装であり、多くの大学が制服での受験を想定しています。私服の高校に通っている場合や、制服がない場合は、スーツに準じたフォーマルな服装を選びましょう。

制服を着る際には、清潔感が最優先です。シワや汚れがないか事前にチェックし、前日のうちにアイロンをかけておきましょう。スカートの丈は規定通り、ボタンはすべてとめる、ネクタイ・リボンは正しく着用するなど、普段の学校生活よりも「きちんと感」を意識することが大切です。

なぜ清潔感がこれほど重視されるかというと、総合型選抜では「大学のアドミッションポリシーに合う人材かどうか」を総合的に判断するからです。服装の乱れは「自己管理能力が低い」「準備が不十分」という印象に直結し、どれだけ内容が良くても評価を下げる原因になります。

総合型選抜の面接マナーと一般的な高校面接マナーの違い

「高校面接のマナーと総合型選抜の面接マナーは同じ?」と疑問に思う方も多いと思います。基本的なマナー(清潔感のある服装・丁寧な言葉遣い・入退室の礼儀)は共通ですが、総合型選抜特有の注意点もいくつかあります。

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項目

一般的な高校面接

総合型選抜の面接

面接官の人数

1〜2名が多い

3〜5名以上のパネル形式も多い

面接時間

10〜15分程度

20〜60分と長めのことも

持ち込み物

基本なし

活動報告書・プレゼン資料を持参する場合あり

評価の観点

基本的な人物像

主体性・探究心・アドミッションポリシーとの一致

入室時の注意

標準的な手順

資料を持参している場合の置き方・案内スタッフ同行時の対応が必要

特に注意したいのは、面接官が複数いる場合の視線配りと、プレゼン資料を持参する場合の入室作法です。これらは一般的な高校面接では起きにくい状況であり、総合型選抜ならではの準備が必要です。また、面接時間が長い分だけ、後半に疲れで姿勢が崩れないよう体力・集中力の管理も意識しておきましょう。

私服・スーツを選ぶ場合のポイント

私服高校の生徒やスーツを選ぶ場合は、以下のポイントを参考にしてください。

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項目

男性

女性

トップス

白・薄いブルーのシャツ

白・薄い色のブラウス

ボトムス

黒・紺・グレーのスラックス

黒・紺・グレーのスカートまたはパンツ

アウター

紺・グレーのジャケット

紺・グレーのジャケット

靴

黒・茶の革靴

黒・ベージュのパンプス(ヒール低め)

靴下・ストッキング

黒・紺・グレーの無地

肌色・ベージュのストッキング

派手な色やデザインは避け、シンプルで清潔感のある組み合わせを選びましょう。アクセサリーは最小限にとどめ、ピアスは外すかシンプルなものにするのが無難です。

髪型・身だしなみの注意点

服装と同様に、髪型や身だしなみも重要な評価ポイントです。前髪が目にかかる場合はピンで留める、長い髪はすっきりとまとめる、男性は耳にかかる長さに整えるなど、顔がはっきり見える状態にしておきましょう。

メイクは高校生らしい自然なものにとどめ、濃いアイメイクやカラーリップは避けましょう。爪は短く切り、ネイルは透明か薄いピンク程度にとどめるのが理想です。香水は強すぎると面接官に不快感を与えることがあるため、使用しないか極めて少量にしてください。

面接当日の持ち物チェックリスト

面接当日に持参すべきものは、大学によって異なりますが、一般的に以下のものを準備しておきましょう。

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持ち物

備考

受験票

必ず印刷して持参。スマートフォンのみは不可

身分証明書

学生証や健康保険証

志望理由書のコピー

面接前に内容を確認するため

筆記用具

万年筆・ボールペンなど

交通系ICカード・現金

交通費の予備も用意

腕時計

スマートフォンで時間確認はNG

ハンカチ・ティッシュ

清潔なものを

折り畳み傘

天候が不安定な場合に備えて

モバイルバッテリー(オンライン面接の場合)

デバイスの充電切れ防止

イヤホン・マイク(オンライン面接の場合)

音声トラブル防止のため有線が安心

持ち物を前日のうちにすべてカバンに入れておくことで、当日の焦りを防げます。また、受験票は2枚印刷しておくと、万が一紛失した際にも安心です。志望理由書のコピーは、面接会場に向かう電車の中や待機時間に見直すことで、答えの内容を確認できます。

カバンは、椅子の左横の床に置くのが基本マナーです。面接室内では膝の上に乗せたり、机の上に置いたりしないようにしましょう。総合型選抜でプレゼン資料や活動報告書を持参する場合は、取り出しやすいようにカバンの一番上に入れておくと、入室後もスムーズに対応できます。

オンライン面接の場合は、デバイス(PC・タブレット)の充電状態・カメラ・マイクの動作確認を前日に済ませておくことが必須です。当日になって「カメラが映らない」「音が聞こえない」というトラブルは、それだけで大きな減点要因になります。

▶ 総合型選抜の面接はいつ?選考時期と高2・高3別の準備スケジュールを徹底解説

面接当日の流れと入退室マナー

総合型選抜の面接における入退室のマナーは、一般的な高校面接と基本的な手順は共通です。ただし、「なぜその動作をするのか」という理由を理解した上で体に染み込ませることが、本番で緊張しても自然に動ける唯一の方法です。以下では、手順の解説に加えて「よくある失敗パターン」と「総合型選抜特有の注意点」も詳しく説明します。

受付から待機室まで

面接当日は、指定された集合時間の10〜15分前には会場に到着するようにしましょう。遅刻は論外ですが、早すぎる到着も大学側に迷惑をかける場合があります。受付では「〇〇高校の△△と申します。本日は面接でお伺いしました」と丁寧に名乗り、担当の方の指示に従って待機室へ移動します。

待機室では、スマートフォンの電源を切るかマナーモードにし、静かに待ちましょう。この時間を利用して、志望理由書のコピーを見直したり、深呼吸して気持ちを落ち着けたりするのがおすすめです。他の受験生との会話は最低限にとどめ、落ち着いた態度を維持することが大切です。

入室前・ノックの正しいやり方と失敗パターン

入室前のノックは、「中にいる面接官に入室の許可を求める」という意味を持っています。この目的を理解していれば、正しい動作が自然と身につきます。

ノックの基本:2〜3回、適度な強さで

ノックは2〜3回が一般的です。1回では「軽すぎて気づかれない」ことがあり、4回以上は「トイレのノック」と受け取られる場合があります。強さは、ドアの向こうにいる人にはっきり聞こえる程度。緊張すると力が入らず「コツ…コツ」と小さな音になりがちなので、練習では実際にドアを叩く動作まで含めてシミュレーションしましょう。

返事がなかった場合の対処法

ノック後に「どうぞ」という声がない場合、多くの高校生が「どうすればいいかわからない」と固まってしまいます。正しい対処は、5秒ほど待ってからもう一度2〜3回ノックすることです。それでも返事がない場合は、「失礼いたします」と声をかけながら静かにドアを開けて問題ありません。

引き戸の場合の対応

面接室のドアが引き戸の場合も、ノックしてから入室するのは同じです。引き戸は横にスライドして開けるため、「ドアを閉めながら部屋に入る」という動作が必要になります。開けたら体を横向きにしながら入室し、手でドアを静かに閉めましょう。

入室の手順と正しいマナー

面接室への入室は、多くの受験生が緊張する場面です。以下の手順を頭に入れておきましょう。

入室の手順

1. ドアを2〜3回ノックする
2. 中から「どうぞ」と声がかかったら「失礼します」と言いながらドアを開ける
3. 部屋に入ったらドアの方を向き、静かにドアを閉める(背中を向けて閉めるのはNG)
4. 面接官の方を向き、「よろしくお願いいたします」と言いながら丁寧にお辞儀をする(角度は約30度)
5. 「どうぞお座りください」と言われてから椅子に座る(自分から座るのはNG)
6. 座る前に「失礼します」と一言添えてから、椅子を静かに引いて着席する
7. カバンは椅子の左横の床に置く

お辞儀の角度の目安は、入室時が約30度(敬礼)、感謝を伝えるときが約45度(最敬礼)、退室時が約30度(敬礼)です。入室の最初のお辞儀は特に丁寧に、ゆっくりと行いましょう。

椅子を引く際は音を立てないことが大切です。椅子の脚を床に引きずらず、少し持ち上げるようにして静かに動かすと音が出にくくなります。「椅子を引く→座る→カバンを置く」という一連の動作を、自宅でも繰り返し練習しておきましょう。

ドアを正面向きで閉めるのは、背中を向けることが「相手に対して失礼」という礼儀の観点から来ています。入室の最初の動作一つひとつに意味があると理解することで、自然に身につけやすくなります。

退室の手順と正しいマナー

面接が終わったら、退室の際も丁寧なマナーが必要です。

退室の手順

1. 面接官から「以上で終わりです」などの終了の合図があったら「ありがとうございました」と言って約45度のお辞儀をする
2. 椅子から立ち上がり、椅子を元の位置に静かに戻す(音を立てない)
3. カバンを持ち、ドアの前まで移動する
4. 面接官の方を向いて「失礼いたします」と言いながら約30度のお辞儀をする
5. ドアを開けて退室し、ドアを静かに閉める

退室後、廊下や建物の外に出るまでは気を抜かないようにしましょう。面接官が廊下から見ている場合や、スタッフが様子を確認している場合もあります。「面接が終わった」と安心して廊下で友人と大声で話したり、スマートフォンをすぐに取り出したりする受験生は少なくありませんが、それ自体が評価対象になることがあります。建物を出るまで「面接中」という意識を持ち続けることが大切です。

入退室マナーNG→OK対比表

よくある失敗と正しい行動を一覧で確認しておきましょう。

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シーン

NGな行動

OKな行動

ノック

1回だけ、または音が小さすぎる

2〜3回、はっきり聞こえる強さで

返事がない場合

そのまま固まる・勝手に開ける

5秒待ってから再度2〜3回ノック

ドアを閉める

背中を向けたまま閉める

部屋の方を向いて手で静かに閉める

入室後のお辞儀

軽くペコッと頭を下げるだけ

「よろしくお願いいたします」と言いながら30度お辞儀

着席のタイミング

促される前に自分から座る

「どうぞ」と言われてから「失礼します」と一言添えて座る

椅子の動かし方

床を引きずって大きな音を立てる

少し持ち上げるようにして静かに引く

カバンの置き場所

机の上・膝の上に置く

椅子の左横の床に置く

退室後の行動

廊下に出た瞬間にスマートフォンを取り出す

建物を出るまで面接中と同じ緊張感を保つ

入退室マナー自己チェックリスト

面接練習の後や本番前日に、以下の項目を自分でチェックしてみましょう。すべてに「できる」と言えるようになれば、入退室は完璧です。

- [ ] ドアを2〜3回、はっきり聞こえる強さでノックできる
- [ ] ノック後に返事がなかった場合の対処(再ノック)を知っている
- [ ] 「失礼します」と言いながらドアを開け、部屋に入れる
- [ ] 背中を向けずにドアを静かに閉められる
- [ ] 入室後、面接官の方を向いて30度のお辞儀ができる
- [ ] 「どうぞ」と言われてから「失礼します」と添えて着席できる
- [ ] 椅子を音を立てずに引いて座れる
- [ ] カバンを椅子の左横の床に静かに置ける
- [ ] 退室時に45度のお辞儀で感謝を伝え、30度のお辞儀で退室できる
- [ ] 建物を出るまでスマートフォンを取り出さず、落ち着いた態度を保てる

総合型選抜特有の入退室注意点(資料持参・複数面接官・案内スタッフ同行時)

総合型選抜では、一般的な高校面接では起きにくい状況が発生することがあります。以下の3パターンを事前に把握しておきましょう。

①プレゼン資料・活動報告書を持参する場合

資料を持参する場合は、入室後すぐに取り出そうとするのではなく、まず入室・着席の手順を済ませてから、「資料をお手元にお渡ししてもよろしいでしょうか」と一言確認してから配布します。資料はカバンの取り出しやすい位置に入れておき、もたつかないよう準備しておきましょう。資料を配布する際は、面接官の前に立って両手で渡し、文字が面接官側に向くように差し出すのがマナーです。

②面接官が複数いる場合(パネル面接)

総合型選抜では、3〜5名以上の面接官が並ぶパネル形式が珍しくありません。入室時のお辞儀は、面接官全員に向かって行います。質問に答えるときは、質問した面接官を中心に見ながら、途中で他の面接官にも自然に視線を向けるようにしましょう。「一人だけ見続ける」「全員をキョロキョロと見回す」のはどちらも印象が悪くなります。

③案内スタッフが同行している場合

大学の職員やスタッフが面接室まで案内してくれる場合、案内が終わった時点で「ありがとうございました」と一言お礼を伝えましょう。スタッフに対する態度も、場合によっては面接官に報告されることがあります。丁寧な言葉遣いと態度は、面接室の外でも常に意識することが大切です。

入退室の動作は、知識として知っているだけでは本番で体が動きません。繰り返しの練習が必要です。アオマルのAI模擬面接では、入室から退室まで通しで練習でき、動作・言葉遣い両面のフィードバックをその場で受け取れます。ぜひ活用してみてください。

▶ 総合型選抜の面接対策完全ガイド|よく聞かれる質問と合格できる答え方を徹底解説

形式別マナーの注意点|グループ面接・オンライン面接はここが違う

総合型選抜の面接は、個人面接だけとは限りません。複数の受験生が同時に選考されるグループ面接や、自宅から受けるオンライン面接を実施する大学も増えています。形式が違えば、求められるマナーも異なります。事前に自分が受ける形式を確認し、それぞれの注意点を把握しておきましょう。

まず、形式ごとの主な違いを以下の表で確認してください。

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項目

個人面接

グループ面接

オンライン面接

入室

1人で入室

案内に従い列で入室

開始前にURLに接続

着席

指示されてから座る

全員揃ってから着席

開始前から着席でOK

発言

質問に答えるのみ

他の受験生への配慮が必要

カメラに向かって話す

視線

面接官を見る

発言者と面接官を交互に見る

カメラレンズを見る

退室

1人で退室

全員で退室

接続を切る前に一礼

注意点

自分の言動のみ管理

他の受験生が話す間の態度

背景・照明・通信環境

グループ面接特有のマナー

グループ面接では、自分が話していない時間の過ごし方が非常に重要です。他の受験生が発言しているとき、面接官はその受験生だけでなく、聞いている側の態度も観察しています。

他の受験生が話しているときの正しい態度

- 発言している受験生の方に自然に視線を向け、うなずきながら聞く
- 腕を組む、視線をそらす、メモを取ることに集中しすぎるといった行為は避ける
- 他の受験生の意見に対して、あからさまに否定的な表情や反応をしない

発言の順番とタイミング

グループ面接では「どうぞ発言してください」と促される場面があります。発言したい場合は、他の人の話が完全に終わってから「失礼します」と一言添えて発言を始めましょう。割り込みは絶対にNGです。逆に、なかなか発言の機会が回ってこない場合でも、焦って話に割り込まず、面接官が発言を求めてくれるのを待つのが基本です。

グループ面接での心構え

グループ面接は、他の受験生との比較ではなく「協調性やコミュニケーション能力があるか」を見る場でもあります。他の受験生の意見を否定することなく、「〇〇さんの意見を踏まえると、私は〜と考えます」といった形で発言できると、協調性と主体性を同時にアピールできます。

▶ 総合型選抜の面接練習のやり方|一人でできる方法・回数の目安・チェックリストを高校生向けに徹底解説

オンライン面接特有のマナー

オンライン面接は、自宅など慣れた環境で受けられる反面、対面とは異なる準備が必要です。以下のポイントを必ず確認しておきましょう。

カメラ・照明・背景の設定

- カメラの位置は目線と同じ高さになるように調整する(見下ろす・見上げる角度はNG)
- 照明は顔の正面から当てる。逆光(窓を背にする)は顔が暗く映るため避ける
- 背景はシンプルな壁か、整頓された室内にする。バーチャル背景は使用可否を事前に確認する
- 服装は上半身だけでなく、万が一立ち上がる場面に備えて全身を整えておく

カメラ目線と話し方

オンライン面接での大きな落とし穴は「視線」です。画面の中の面接官の顔を見て話すと、カメラより下を向いた状態になり、相手には「目線が合っていない」と映ります。話すときは意識的にカメラレンズを見るようにしましょう。

また、オンラインでは声が聞き取りにくくなることがあるため、対面よりもやや大きめの声で、ゆっくりはっきり話すことを意識してください。

通信トラブル時の対応フレーズ

万が一通信が途切れた場合に備えて、対処フレーズを頭に入れておきましょう。

- 相手の声が聞こえなくなった場合:「恐れ入りますが、音声が途切れてしまいました。もう一度おっしゃっていただけますか」
- 自分の映像や音声が切れた場合:再接続後に「大変失礼いたしました。通信が不安定になってしまいました」と一言添える
- 事前に大学側の連絡先(電話番号・メールアドレス)を手元に控えておくと、完全に接続できなくなった場合にも対応できます

面接中の言葉遣いと敬語の使い方

正しい敬語の基本

面接では、日常会話とは異なる丁寧な言葉遣いが求められます。敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があり、面接では特に謙譲語と丁寧語を正しく使うことが重要です。

よくある言葉遣いの誤りと正しい表現を確認しておきましょう。

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NG表現

正しい表現

「〜じゃないですか」

「〜ではないでしょうか」

「〜なんですけど」

「〜なのですが」

「すごく〜」

「非常に〜」「大変〜」

「やっぱり」

「やはり」

「〜とか」

「〜など」「〜といった」

「ちょっと」

「少し」「若干」

「〜なので」(文頭で使用)

「〜ですので」

「わかりました」

「承知いたしました」「かしこまりました」

面接でよく使う定型フレーズ集

言葉遣いに不安がある場合は、場面ごとの定型フレーズを事前に覚えておくと安心です。以下の表を参考に、声に出して練習しておきましょう。

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場面

使えるフレーズ

入室時

「失礼いたします。〇〇高校の△△と申します。よろしくお願いいたします」

着席時

「ありがとうございます。失礼いたします」(着席しながら)

質問に答えるとき

「はい、〜だと考えております」「〜という理由から、〜と思っております」

考える時間が必要なとき

「少々考えさせていただいてもよろしいでしょうか」

質問が聞き取れなかったとき

「恐れ入りますが、もう一度おっしゃっていただけますか」

答えに自信がないとき

「私の考えではございますが、〜だと思っております」

面接の終わりに

「本日はお時間をいただきありがとうございました」

退室時

「失礼いたします。どうぞよろしくお願いいたします」

これらのフレーズは、丸暗記するよりも「なぜこの言い方をするか」を理解した上で使うと、自分の言葉として自然に出てくるようになります。

話し方・伝え方のコツ

言葉遣いだけでなく、話し方そのものも評価の対象です。以下のポイントを意識しましょう。

結論から話す:質問に対しては、まず「はい、〜だと思います」「〜です」と結論を先に述べ、その後に理由や具体例を続けましょう。「えーっと、何と言いますか…」と前置きが長いと、自信がない印象を与えます。

適切な速さで話す:緊張すると早口になりがちです。意識的にゆっくり、はっきりと話すようにしましょう。1分間に300〜350字程度が聞き取りやすいスピードの目安です。

語尾をはっきりさせる:「〜だと思います…」と語尾が消えていくような話し方は自信のなさを印象づけます。「〜だと考えております」とはっきり言い切りましょう。

「えー」「あー」などのフィラーを減らす:これらの言葉は考えている時間を埋めるためについ出てしまいますが、多用すると印象が悪くなります。考える時間が必要な場合は「少し考えさせてください」と一言伝えるのが誠実な対応です。

▶ 総合型選抜の面接で緊張しない方法|本番で頭が真っ白にならないための対策とメンタル管理術を解説

面接中の態度・姿勢・視線

正しい座り方と姿勢

面接中の姿勢は、言葉と同様に重要なコミュニケーション手段です。背筋を伸ばして椅子に座り、背もたれには寄りかからないようにしましょう。足は揃えて床につけ、手は膝の上に自然に置きます。

前のめりになりすぎるのも、後ろに反り返るのも印象が悪くなります。「背筋を伸ばして、体を少し前に傾ける」くらいの姿勢が、積極的に話を聞いている印象を与えます。足を組む、貧乏ゆすりをする、腕を組む、頬杖をつくといった行為は絶対に避けましょう。

視線と表情の作り方

視線は、面接官の目を見て話すことが基本です。ただし、じっと見つめ続けるのも威圧的に見えることがあるため、面接官の目から鼻のあたりに視線を置くと自然な印象になります。複数の面接官がいる場合は、質問した面接官を中心に見つつ、他の面接官にも視線を向けるようにしましょう。

表情は、緊張していても意識的に口角を上げて穏やかな表情を保つことが大切です。面接中ずっと笑顔でいる必要はありませんが、真剣な話の中でも表情が硬すぎると「コミュニケーション能力が低い」と判断されることがあります。面接官の話を聞いているときは、うなずきながら聞く姿勢を見せると好印象です。

聞く態度の重要性

面接では「話す」だけでなく「聞く」態度も評価されます。面接官が話しているときに視線を外す、メモを取ることに集中しすぎて顔を上げない、反応が薄いといった行動は印象を悪化させます。

面接官の言葉に対して、適切なタイミングで「はい」と返事をしたり、うなずいたりすることで、しっかりと聞いていることを伝えましょう。また、質問の意味が理解できなかった場合は、黙って考え込むよりも「恐れ入りますが、もう一度おっしゃっていただけますか」と丁寧に聞き返す方が誠実な印象を与えます。

▶ 総合型選抜の面接練習方法|一人でできるトレーニング・録画活用・直前チェックリストを徹底解説

面接官が実際に減点するマナーミスTOP5|よくある失敗と対策

「マナーに気をつけよう」と思っていても、緊張や慣れのなさから意外なところでミスが起きます。ここでは、面接官の視点から「実際に減点につながりやすいマナーミス」をTOP5形式で紹介します。自分が該当していないか、ぜひ確認してみてください。

第1位:入室前・待機中のスマートフォン操作

受付を済ませた後や待機室でスマートフォンを操作する受験生は非常に多いです。しかし、スタッフや面接官が廊下や待機室の様子を確認していることは珍しくありません。「スマートフォンを触っていた」というだけで、「緊張感がない」「場の空気が読めない」という印象を与えます。待機中はスマートフォンをカバンにしまい、志望理由書の確認や深呼吸に時間を使いましょう。

第2位:ノック音が小さすぎる・ノック回数が不適切

緊張のあまりノックの音が小さすぎて聞こえない、あるいは1回しかノックしないというミスがよく起きます。面接官に「入室の意思を伝える」という目的を理解していれば、自然と適切な強さ・回数でノックできるようになります。練習では、実際にドアをノックする動作まで含めて繰り返しましょう。

第3位:椅子を引かずにそのまま座る

「どうぞお座りください」と言われた瞬間、椅子を引かずにそのままの位置で窮屈に座ってしまう受験生がいます。椅子は自分が座りやすい位置に静かに引いてから着席するのが正しいマナーです。また、座る前に「失礼します」と一言添えることも忘れずに。

第4位:語尾が消えていく話し方

内容は準備できていても、語尾が「〜だと思います…」と尻すぼみになってしまうケースは非常に多いです。語尾が消えると、面接官に「自信がない」「意志が弱い」という印象を与えます。「〜だと考えております」と最後まではっきり言い切る練習を繰り返しましょう。録音・録画して自分の話し方を確認するのが効果的です。

第5位:退室後の廊下での私語・スマートフォン操作

面接室を出た瞬間に「終わった〜!」と声を上げたり、すぐにスマートフォンを取り出したりする受験生は少なくありません。しかし、建物内ではスタッフが近くにいることが多く、その様子が面接官に報告されることもあります。建物を完全に出るまでは、面接中と同じ緊張感を保つことが大切です。

自分がどのミスをしやすいかは、一人で考えているだけではなかなかわかりません。アオマルのAI模擬面接を使えば、入室から退室まで通しで練習し、どの場面でミスが出やすいかを客観的に把握できます。繰り返し練習して、苦手なパターンを本番前につぶしておきましょう。

▶ 大学面接の質問一覧30選|総合型選抜で聞かれること・答え方・準備ロードマップを高校生向けに徹底解説

面接前日・当日の準備と心構え

前日にやっておくべきこと

面接の前日は、以下のことを済ませておきましょう。

書類の確認と持ち物の準備:受験票・志望理由書のコピー・筆記用具などをカバンに入れ、翌日すぐに出発できる状態にしておきます。

服装の最終チェック:制服やスーツにシワがないかアイロンをかけ、靴を磨いておきましょう。靴の汚れは意外と目立ちます。

ルートと所要時間の確認:会場までの交通手段と所要時間を確認し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。当日の電車遅延に備えて、1本早い電車に乗る計画を立てると安心です。

オンライン面接の場合は機器の動作確認:カメラ・マイク・スピーカーが正常に動作するか、接続URLが正しいかを確認します。Zoomなどのアプリは最新版にアップデートしておきましょう。

早めの就寝:睡眠不足は集中力の低下につながります。緊張して眠れない場合でも、横になって目を閉じるだけで体の疲労は回復します。スマートフォンは就寝1時間前にはしまいましょう。

当日の心構えとメンタル管理

面接当日は誰でも緊張します。「緊張しない」ことを目標にするのではなく、「緊張していても普通に話せる状態を作る」ことを意識しましょう。

会場に向かう電車の中では、志望理由書のコピーを読み返し、答えの流れを頭の中で整理しましょう。深呼吸を繰り返すことで副交感神経が優位になり、緊張が和らぎます。「4秒かけて吸い、8秒かけて吐く」という呼吸法は、緊張を和らげる効果があると言われています。

また、「完璧に答えなければならない」というプレッシャーを手放すことも大切です。多少詰まっても、答えが思い出せなくても、それ自体で不合格になることはほとんどありません。誠実に、自分の言葉で伝えることが最も重要です。

▶ 総合型選抜の面接は出願書類から逆算して準備する|志望理由書・自己PR・活動報告書との一貫性を保つ答え方を解説

マナーは知識として知っているだけでは本番で体が動きません。入退室の動作も、言葉遣いも、姿勢も、繰り

この記事を書いているのは

水瀬彩香 ❘ 理系受験生向け対策

上智大学理工学部卒。総合型選抜で同学部に合格した自身の経験をもとに、理系受験生の志望理由書・小論文・面接対策を中心にサポート。特に、研究テーマへの関心や将来像を、説得力のある志望理由として整理する指導を得意とする。受験生の表面的な言葉を整えるだけでなく、「なぜその分野を学びたいのか」「どの経験が志望理由につながるのか」を丁寧に掘り下げることを重視。現在は株式会社mugendAIにて、総合型選抜対策AIのコンテンツ作成・監修に携わり、受験生が自分の考えを落ち着いて、かつ魅力的に伝えられるよう支援している。

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