
小論文と作文の違いとは?違いを理解することで小論文を上達させよう
総合型選抜(旧AO入試)の小論文対策をしていると、
「小論文と作文の違いがよくわからない」
「書いたつもりなのに“作文になっている”と言われた」
という悩みを持つ高校生はとても多いです。
結論から言うと、
小論文と作文は“似ているようで目的がまったく違う文章”です。
この違いを理解していないと、どれだけ一生懸命書いても評価されないことがあります。
この記事では、
- 小論文と作文の違い
- 小論文なのに「作文になってしまう」原因
- 小論文を書くときの具体的なポイント
を、高校生でもわかるように解説します。
▶ 小論文の書き方はこちら
小論文の書き出し・結論の書き方|総合型選抜で最初に身につける基本と例文
小論文とは?【意見と理由を書く文章】
小論文とは、
あるテーマについて「自分の考え」と「その理由」を論理的に書く文章です。
特徴は次の3点です。
- 自分の意見が必要
- 理由や根拠が必要
- 読んだ人が「なるほど」と納得できる構成
小論文の目的
小論文で見られているのは、
- 考える力
- 論理的に説明する力
- 大学で学ぶ準備ができているか
つまり、
知識よりも「考え方」と「伝え方」が評価されます。
▶ テーマ型小論文の書き方はこちら
テーマ型小論文の書き方|書き出しや構成を例文つきで解説
作文とは?【体験や気持ちを書く文章】
作文は、
自分の経験や感じたことを自由に書く文章です。
特徴は次の通りです。
- 正解はない
- 気持ち・体験が中心
- 表現の豊かさが大事
作文の目的
作文では、
- 人柄
- 感性
- 表現力
が見られます。
小論文のように「主張と根拠」を求められるわけではありません。
小論文と作文の違いを理解
結論から言うと、一番の違いは「目的」です。
小論文 | 作文 | |
|---|---|---|
目的 | 自分の意見を論理的に説明する | 自分の体験や気持ちを表現する |
評価ポイント | 論理性・根拠・構成 | 感情・体験・表現 |
書く内容 | 社会問題・課題への意見 | 自分の経験や思い出 |
例文で違いを理解しましょう。
作文の例文
私は部活動で努力することの大切さを学びました。
最初は試合に出られず悔しかったですが、毎日練習を続けました。
→気持ち中心。理由の説明が少ない。
小論文の例文
私は、学校教育において部活動は重要な役割を果たすと考える。その理由は、集団での目標達成を通じて社会性を身につけられるからである。例えば、私の所属するサッカー部では、個人技だけでなく役割分担が勝敗を左右する。こうした経験は将来の職場でも活かされると考えられる。
→以下の四つが揃っている。
✔ 意見
✔ 理由
✔ 具体例
✔ まとめ
これが小論文です。
▶ 小論文の形式的ルールはこちら
小論文の形式的ルール完全ガイド|構成・改行・段落で差がつく書き方
なぜ小論文が「作文になってしまう」のか
多くの受験生が作文になってしまう理由は、主に3つあります。
① 自分の体験を書いてしまう
総合型選抜の小論文では、
- 社会問題
- 教育
- 環境
- テクノロジー
などについて意見を書くことが多いです。
しかし受験生はつい
私は〜と思いました。
私は〜した経験があります。
と書いてしまいます。
体験中心になると作文になりやすいです。
② 主張がない
小論文では、最初に
「私は〜と考える」
という主張が必要です。
しかし作文では
- 感想
- 気持ち
- 経験
が中心になるため、結論が曖昧になります。
例(作文になりやすい文章)
環境問題はとても大切だと思いました。私も日常生活で気をつけたいです。
これでは意見になっていません。
③ 理由や根拠がない
小論文は
主張 → 理由 → 具体例
の構造が必要です。
しかし作文では
大切だと思いました。
必要だと思います。
といった根拠のない感想になりやすいです。
▶ 小論文の採点基準についてはこちら
小論文の採点基準とは?大学入試で評価されるポイントとNG例を過去問から解説
小論文が書けるようになる勉強法
小論文は、知識だけでは上達しません。
重要なのは
「書く → 添削 → 書き直す」
というサイクルです。
しかし実際には、
- 添削してくれる先生がいない
- 何が悪いのかわからない
- 書いたものを見返せない
という悩みを持つ受験生も多いです。
そこでおすすめなのが、
総合型選抜対策AIアプリ 『アオマル』 です。
『アオマル』では、
- 小論文テーマが分野ごとに整理されている
- AIがすぐに添削を返してくれる
- 書いた回答が保存され、後から見返せる
ため、小論文の練習を効率よく続けることができます。
「作文になってしまう…」という人でも、
添削を繰り返すことで小論文の型が自然と身につきます。
総合型選抜対策AIアプリ「アオマル」の無料トライアルはこちら
▶ アオマルについてはこちら
小論文・面接・志望理由書もこれ一つで完結!総合型選抜対策AIアプリ『アオマル』とは
まとめ
小論文と作文の違いを整理すると次の通りです。
作文
- 体験や気持ちを書く
- 感想が中心
小論文
- 自分の意見を書く
- 主張・理由・具体例の構造
また、小論文が作文になってしまう原因は
- 体験を書いてしまう
- 主張がない
- 根拠がない
ことです。
小論文では
「主張 → 理由 → 具体例 → まとめ」
の構成を意識することが大切です。
そして、小論文は書いて添削を受けることで上達します。
もし「作文になってしまう」「何が悪いかわからない」と感じている場合は、
AI添削で小論文を練習できる 『アオマル』 を活用して、効率よく対策を進めてみてください。
関連記事
この記事を書いているのは
坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門
東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。