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【総合型選抜】自己PRの作り方|高校生向けに自己分析から例文まで徹底解説

総合型選抜(AO入試)で避けて通れないのが「自己PR」です。「自分の強みって何だろう?」「どう書けば伝わるの?」と悩む高校生はとても多いです。しかし、正しい手順を踏めば、誰でも説得力のある自己PRを作ることができます。

この記事では、自己分析のやり方から強みの見つけ方、自己PRの構成・書き方のコツ、そして例文まで、一気に解説します。

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自己PRとは?総合型選抜で求められる理由

自己PRとは、自分の強みや個性を相手に伝えるための文章や発言のことです。総合型選抜では、学力だけでなく「あなたがどんな人物か」を評価されます。そのため、自己PRは合否に直結する非常に重要な要素です。

大学側が自己PRを通して知りたいのは、次の3点です。

- あなたはどんな人か(人柄・価値観)
- どんな経験・実績があるか(具体的なエピソード)
- 大学に入って何をしたいか(将来のビジョン)

単なる自慢話ではなく、「この人と一緒に学びたい」と思ってもらえる内容にすることが大切です。

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STEP1|自己分析で「素材」を集める

自己PRを作るうえで、まず欠かせないのが自己分析です。自己分析とは、自分の過去の経験・行動・感情を振り返ることで、自分の強みや価値観を明確にする作業です。

自己分析の基本的なやり方

① 過去の経験を書き出す

中学・高校時代に取り組んだことをすべて書き出しましょう。部活動、委員会活動、ボランティア、資格取得、趣味、アルバイト(可能な場合)など、小さなことでも構いません。

② 各経験に「感情タグ」をつける

書き出した経験ごとに、「楽しかった」「つらかった」「達成感があった」「悔しかった」などの感情を添えます。感情が大きく動いた経験ほど、自己PRの核になりやすいです。

③ 「なぜ?」を繰り返す深掘り

例えば「バスケ部のキャプテンを務めた」という経験に対して、「なぜキャプテンになれたのか」「なぜそれが楽しかったのか」「なぜそのやり方を選んだのか」と問い続けます。この深掘りによって、表面的な事実の裏にある「本当の強み」が見えてきます。

④ 他者からの評価を集める

自分では気づきにくい強みは、周囲の人に聞くのが効果的です。家族や友人、部活の顧問の先生などに「私ってどんな人だと思う?」と聞いてみましょう。

総合型選抜の自己分析のやり方|面接で刺さる強み・志望動機の見つけ方を徹底解説

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STEP2|強みを見つける3つの方法

自己分析で素材が集まったら、次は「強み」を言語化します。

方法①|繰り返し登場するパターンを探す

複数の経験を振り返ったとき、共通して現れる行動パターンや思考の癖が「強み」のヒントになります。例えば、「いつも周囲の意見をまとめようとしていた」という傾向があれば、「調整力・リーダーシップ」が強みかもしれません。

方法②|「当たり前」を疑う

自分が「これは普通のことだ」と思っていることが、他の人には難しいことである場合があります。「友達から相談されることが多い」「初対面の人とすぐ打ち解けられる」といった日常の行動も、立派な強みです。

方法③|実績・結果から逆算する

大会での入賞、成績の向上、プロジェクトの成功など、目に見える結果がある場合は、そこから強みを逆算できます。「なぜその結果が出せたのか」を分析すると、強みが浮かび上がります。

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STEP3|自己PRの構成を組み立てる

強みが明確になったら、いよいよ自己PRの文章を組み立てます。総合型選抜の自己PRには、「結論→根拠→展望」の3段構成が効果的です。

①結論(強みを一言で)

最初に「私の強みは〇〇です」と明確に述べます。読み手(面接官・審査員)は多くの書類を読むため、最初に結論を示すことで印象に残りやすくなります。

②根拠(具体的なエピソード)

強みを裏付ける具体的なエピソードを1〜2つ紹介します。ここでのポイントは「数字や事実を使うこと」です。「頑張りました」ではなく「週5回の練習に加えて自主練を1時間追加しました」のように具体化することで、説得力が増します。

また、「課題→行動→結果」の流れで書くと整理しやすいです。

③展望(大学・将来への結びつけ)

最後に「この強みを活かして、大学でどう活動したいか」「将来どんな人間になりたいか」を述べます。自己PRは自分語りで終わらせず、必ず大学・将来と結びつけることが重要です。

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自己PR例文(総合型選抜向け)

以下に、総合型選抜を意識した自己PRの例文を紹介します。

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【例文:リーダーシップが強みの場合】

私の強みは、チームをまとめながら目標に向かって行動できるリーダーシップです。

高校2年生のとき、文化祭の実行委員長を務めました。当初はメンバー間の意見が対立し、準備が思うように進みませんでした。そこで私は、全員が意見を言いやすい少人数の話し合いの場を設け、各自の役割を明確にしました。その結果、当日は来場者アンケートで「最も満足度が高いブース」として評価を受けることができました。

この経験から、多様な意見を調整しながら全員が力を発揮できる環境を作ることの大切さを学びました。貴学のゼミ活動でも、この力を活かしてチームの成果に貢献したいと考えています。

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【例文:探究心・学習意欲が強みの場合】

私の強みは、興味を持ったことを徹底的に調べ、自分の考えにまとめる探究心です。

環境問題に関心を持ったことがきっかけで、独学でプラスチック汚染について調査し、地域の清掃活動に参加しながらデータをまとめました。その内容を学校の探究発表会で発表したところ、優秀賞をいただくことができました。

貴学の〇〇学部では、環境政策を専門的に学べる環境が整っていると知り、ここでさらに深く学びたいと考えています。将来は、政策立案の現場で環境保護に貢献できる人材になることが目標です。

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自己PRを書くときの3つのコツ

コツ①|抽象的な言葉を避ける

「努力できます」「コミュニケーション能力があります」といった言葉は、誰でも言えるため印象に残りません。必ず具体的なエピソードとセットで伝えましょう。

コツ②|強みは1〜2つに絞る

あれもこれも伝えようとすると、かえって印象がぼやけます。最も自信のある強みを1〜2つに絞り、深く掘り下げて伝えることが大切です。

コツ③|大学の求める人物像と照らし合わせる

各大学のアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を必ず確認しましょう。大学が求める人物像と自分の強みが重なる部分を強調することで、より刺さる自己PRになります。

【総合型選抜対策】自己分析のやり方を高校生向けに解説|強みが伝わる進め方とAIツールの活用法

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AIツールを活用して自己分析を効率化する

最近では、AIを活用した自己分析ツールも登場しています。自分一人で行き詰まったときは、AIに質問を投げかけながら深掘りする方法も有効です。

総合型選抜対策アプリ「アオマル」では、AIが自己分析のサポートをしてくれる機能があります。「自分の強みが見つからない」「どう言語化すればいいかわからない」という高校生にとって、一人で悩まずに自己PRを作り上げられる環境が整っています。

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自己PRと志望理由書・面接の連動を意識しよう

自己PRは、志望理由書や面接とバラバラに考えるのではなく、一貫したストーリーとして構成することが重要です。「自己PRで述べた強み」が「志望理由書の志望動機」につながり、「面接でも同じエピソードを語れる」という一貫性が、審査官に信頼感を与えます。

総合型選抜の面接対策完全ガイド|よく聞かれる質問・答え方・当日のマナーまで徹底解説

【総合型選抜 合格体験記】志望理由書の書き方|評価される構成テンプレと合格者の実例

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まとめ

総合型選抜の自己PRは、「自己分析→強みの言語化→構成→具体的なエピソード→将来への展望」という流れで作ることが基本です。

大切なのは、「自分らしさ」を正直に、かつ具体的に伝えることです。誇張や作り話は面接で見抜かれてしまいます。自分の経験を丁寧に振り返り、等身大の自己PRを完成させましょう。

この記事のステップを参考に、ぜひ自分だけの自己PRを作り上げてみてください。アオマルのAI機能も活用しながら、総合型選抜の合格を目指していきましょう。

この記事を書いているのは

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門

東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。

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