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総合型選抜の自己分析のやり方|高校生向けに手順・シート・例文まで徹底解説

「自己分析って何から始めればいいの?」「志望理由書に書くことが見つからない…」

総合型選抜の対策を始めたばかりの高校生から、こんな声をよく聞きます。自己分析は総合型選抜のすべての土台になる作業ですが、やり方がわからずに手が止まってしまう人も多いです。

この記事では、自己分析の具体的な手順・シートの使い方・強みの見つけ方まで、高校生が今日から実践できる方法をわかりやすく解説します。

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そもそも総合型選抜で自己分析が必要な理由

総合型選抜では、学力試験だけでなく「あなたはどんな人か」「なぜこの大学に入りたいのか」が問われます。志望理由書・自己PR・面接のすべてで、自分自身のことを具体的に語る必要があります。

自己分析をしていないと、次のような問題が起きます。

- 志望理由書に「なぜ自分がこの学部を志望するのか」が書けない
- 面接で「あなたの強みは?」と聞かれて答えられない
- 自己PRが抽象的になり、他の受験生と差がつかない

逆に、しっかり自己分析ができていると、志望理由書も面接も「自分の言葉」で語れるようになります。審査官に刺さる内容は、必ず自己分析から生まれます。

志望理由書の書き方完全ガイド|高校生向けに構成・例文・NG例まで徹底解説

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自己分析の全体的な流れ

総合型選抜の自己分析は、大きく4つのステップで進めます。

1. 過去の経験を洗い出す
2. 経験を深掘りして感情・価値観を探る
3. 強みとキーワードを整理する
4. 志望理由・自己PRに結びつける

順番が大切です。いきなり「自分の強みは何か?」と考えても答えは出ません。まず経験を振り返ることで、自然と強みや価値観が浮かび上がってきます。

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ステップ1|過去の経験を洗い出す

「人生グラフ」で感情の動きを可視化する

白紙の紙に横軸を「時間(小学校〜現在)」、縦軸を「気持ちの高低」としてグラフを描きます。

- 楽しかった・充実していた出来事:線を上げる
- つらかった・落ち込んだ出来事:線を下げる

グラフを描き終えたら、線が大きく動いた箇所に出来事のタイトルをメモします。この「感情が動いた瞬間」こそ、あなたの価値観や強みが隠れているポイントです。

経験の棚卸しリストを作る

次に、以下のカテゴリごとに経験を書き出してみましょう。

| カテゴリ | 書き出す内容の例 |
|----------|----------------|
| 学校生活 | 委員会、部活、学校行事 |
| 勉強・学習 | 得意科目、苦手を克服した経験 |
| 課外活動 | ボランティア、コンテスト、資格 |
| 日常・家庭 | 家族との出来事、アルバイト、趣味 |

「大した経験がない」と思う必要はありません。日常の小さな出来事でも、深掘りすれば十分に使えるエピソードになります。

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ステップ2|経験を深掘りして価値観を探る

「なぜ?」を5回繰り返す

洗い出した経験を、「なぜ?」で深掘りします。

例:バスケ部のキャプテンを務めた経験

- なぜキャプテンになったの? → チームをまとめたかったから
- なぜまとめたかったの? → バラバラだったチームが勝てなくて悔しかったから
- なぜ悔しかったの? → 努力が結果に出ないのが許せなかったから
- なぜ許せなかったの? → 一人ひとりの頑張りが報われてほしかったから
- なぜそう思うの? → 自分が頑張っても評価されなかった経験があるから

「なぜ?」を重ねることで、「人の努力を正当に評価したい」「公平さへのこだわり」という価値観が見えてきます。これが志望理由書や面接の根拠になります。

自己分析シートの活用

以下のような自己分析シートを使うと、整理がしやすくなります。

【自己分析シート】
経験・出来事:

そのときの感情(うれしい・悔しい・楽しいなど):

なぜそう感じたか(理由を3つ):




そこから見えてくる自分の価値観・こだわり:

この経験から得たスキル・強み:

このシートを、ステップ1で書き出した経験それぞれに対して埋めていきます。複数の経験に共通するキーワードが出てきたら、それがあなたの「本質的な強み」です。

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ステップ3|強みとキーワードを整理する

強みの見つけ方:3つの視点

強みは「自分が得意なこと」だけではありません。次の3つの視点から考えると見つけやすいです。

① 自然とできること(得意なこと)
意識しなくてもできる、他の人より楽にこなせることは何ですか?

② 好きでやり続けられること(情熱)
時間を忘れて取り組めること、続けてきたことは何ですか?

③ 周りから言われること(他者評価)
友人・家族・先生からよく言われる言葉は何ですか?

この3つが重なる部分が、あなたの「強み」として最も説得力を持ちます。

よく見つかる高校生の強みの例

- 「粘り強さ」:苦手科目を克服した、部活で長年続けた
- 「リーダーシップ」:委員会や部活でチームをまとめた
- 「共感力・傾聴力」:友人の相談に乗ることが多い
- 「論理的思考力」:数学・プログラミングが得意
- 「行動力」:新しいことに積極的に挑戦してきた

強みを見つけたら、必ず「具体的なエピソード」とセットにしておきましょう。エピソードのない強みは、面接でも志望理由書でも説得力がありません。

【総合型選抜対策】自己分析のやり方を高校生向けに解説|強みが伝わる進め方とAIツールの活用法

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ステップ4|志望理由・自己PRに結びつける

自己分析で見えてきた「経験・価値観・強み」を、志望理由書や自己PRに落とし込みます。

志望理由書への活かし方

志望理由書は「なぜこの大学・学部なのか」を伝える書類です。自己分析の結果を使って、次の流れで書くと説得力が増します。

1. 過去の経験・問題意識(なぜこの分野に興味を持ったか)
2. 大学で学びたいこと(その大学でなければならない理由)
3. 将来の目標(学んだことをどう活かすか)

自己分析をしっかりやっておくと、①の「過去の経験・問題意識」が具体的に書けるようになります。ここが曖昧だと、志望理由書全体が薄くなってしまいます。

自己PRへの活かし方

自己PRでは「強み+エピソード+大学での活かし方」の構成が基本です。

例文(バスケ部の経験から)
「私の強みは、チームの課題を発見し、解決策を実行する力です。部活でキャプテンを務めた際、チームの連携不足が原因で試合に負け続けていました。そこで週1回の振り返りミーティングを導入し、個々の意見を引き出すことで、チームの結束力を高めました。この経験から得た課題解決力を、貴学の〇〇ゼミでの研究活動にも活かしたいと考えています。」

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自己分析でよくある失敗と対策

失敗①:抽象的なままで終わる

「頑張った」「努力した」だけでは不十分です。「何を」「どのように」「どんな結果が出たか」まで具体化しましょう。

失敗②:ポジティブな経験だけを探す

失敗・挫折・悩んだ経験こそ、あなたの価値観が詰まっています。うまくいかなかった経験も積極的に掘り下げましょう。

失敗③:一人で完結させようとする

自己分析は主観的になりがちです。親・友人・先生など、第三者の視点も取り入れると客観的な強みが見えてきます。

総合型選抜の対策アプリ「アオマル」では、AIとの対話形式で自己分析を深めることができます。一人では気づけなかった強みや価値観を引き出すサポートをしてくれるので、行き詰まったときに活用してみてください。

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自己分析から面接対策へのつなげ方

自己分析が完成したら、面接対策にも活用しましょう。面接では「あなたの強みは?」「高校生活で一番頑張ったことは?」など、まさに自己分析の内容が問われます。

自己分析で整理したエピソードを声に出して練習することで、本番でも自分の言葉で自然に話せるようになります。

総合型選抜の面接は出願書類が9割|深掘り質問の対策法と回答例を解説

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まとめ

総合型選抜の自己分析のやり方を、4つのステップで解説しました。

| ステップ | 内容 |
|----------|------|
| ①経験の洗い出し | 人生グラフ・棚卸しリストで過去を振り返る |
| ②深掘り | 「なぜ?」を5回繰り返して価値観を探る |
| ③強みの整理 | 3つの視点でキーワードを見つける |
| ④書類・面接へ活用 | 志望理由書・自己PRの構成に落とし込む |

自己分析は一度やれば終わりではありません。志望理由書を書きながら、面接練習をしながら、何度も見直して深めていくものです。

まずは今日、「人生グラフ」を描くところから始めてみましょう。自分でも気づいていなかった強みや価値観が、きっと見えてくるはずです。

この記事を書いているのは

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門

東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。

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