アオマル

志望理由書が書けない高校生必見|手が止まる原因別の解決策と書き始め方を徹底解説【総合型選抜】

「志望理由書を書こうとしたけど、何も書けない……」

そんな経験をしている高校生はとても多いです。白紙のWordファイルやルーズリーフを前に、30分以上フリーズしてしまう。書こうとしても「こんなこと書いていいのかな」「ありきたりすぎる気がする」と不安になって手が止まる。これは決してあなただけではありません。

実際、総合型選抜を受験する高校生の多くが「志望理由書が書けない」という悩みを抱えています。しかし、書けない理由には必ずパターンがあります。その原因を正しく把握して、原因に合った方法で対処すれば、必ず最初の一歩が踏み出せます。

この記事では、志望理由書が書けない3つの原因とその解決策、そして最初の一文を書くための具体的な方法をステップ順に解説します。

総合型選抜対策アプリ「アオマル」では、志望理由書の添削・面接対策・自己分析など、合格に必要な対策をAIがサポートします。

アオマルとは?詳しくはこちら

志望理由書が書けない3つの原因

志望理由書が書けない状態には、大きく分けて3つのパターンがあります。自分がどれに当てはまるかを確認することが、解決への第一歩です。

原因①:書くネタ・エピソードがない(気がする)

「自分には特別な経験がない」「部活も普通だし、資格もないし……」と感じて手が止まるパターンです。オリンピック選手や起業経験者でないと書けないと思い込んでいる高校生は非常に多いです。

しかし実際には、志望理由書に必要なのは「派手な実績」ではありません。「なぜその大学・学部に行きたいのか」という動機と、それを裏付ける自分なりの経験があれば十分です。日常の中の小さな気づき、授業で感じた疑問、アルバイトや家族との会話——これらすべてがネタになります。

「ネタがない」と感じているほとんどの場合、実際にはネタがないのではなく、「ネタを見つける作業」をしていないことが原因です。

原因②:書き方の型がわからない

「何をどの順番で書けばいいの?」「どんな構成にすればいいかわからない」というパターンです。志望理由書を書いたことがない高校生にとって、「型」が見えないまま書き始めようとするのは、地図なしで知らない街を歩くようなもの。どこから手をつければいいかわからないのは当然です。

志望理由書には基本的な構成の型があります。この型を知らないまま書こうとすると、何を書いても「バラバラな文章」になってしまい、自信が持てずに手が止まります。

原因③:思っていることを言葉にできない

「気持ちはあるのに、うまく文章にできない」「頭の中にはあるんだけど、書こうとすると消えてしまう」というパターンです。これは「言語化が難しい」という悩みで、特に内向的な人や、普段から文章を書く機会が少ない人に多く見られます。

このパターンの人は、いきなり「書こう」とするのではなく、「話す→書く」という順番に変えることが有効です。自分の気持ちを誰かに話すように言葉にすることで、文章の素材が生まれます。

まずは自分がどのパターンに当てはまるかを確認してみてください。複数に当てはまる場合は、最も強く感じているものから対処しましょう。

原因①「ネタがない」を解決するステップ

ネタがないと感じている人向けの解決策は、「自己分析の質問リスト」を使って過去の経験を掘り起こすことです。

3つの質問でネタを引き出す

以下の3つの質問に、箇条書きで答えてみてください。文章にしなくて大丈夫です。思いついたことをそのまま書き出すことが大切です。

質問1:「これは嫌だ・おかしい・変えたい」と思ったことは?
社会のニュースでも、学校生活でも、家族の話でも何でも構いません。怒りや違和感は、志望動機の強いエネルギーになります。

質問2:「もっと知りたい・調べたい」と思ったことは?
授業で興味を持ったテーマ、YouTubeで深掘りしたこと、図書館で借りた本のジャンルなど、好奇心が向いた先を思い出してみましょう。

質問3:「誰かに感謝された・役に立てた」と感じた経験は?
ボランティアや委員会活動でなくても、友達の相談に乗った、弟妹に勉強を教えた、という小さな経験で十分です。

この3つの質問に答えるだけで、ほとんどの人は「書けるネタ」が3〜5個は出てきます。

総合型選抜の自己分析のやり方|過去・現在・未来を整理するステップと志望理由書への活かし方を高校生向けに解説

探究活動や授業も立派なネタになる

「課外活動がない」という人でも、学校の探究活動や授業で取り組んだテーマは十分なネタになります。たとえば「地域の過疎化問題を調べた」「SDGsについてグループで発表した」「現代文の授業で読んだ本に影響を受けた」といった経験は、志望理由書の動機として十分に機能します。

探究活動を総合型選抜に活かす方法|志望理由書・面接での伝え方と「地味なテーマ」でも評価される書き方を高校生向けに解説

また、実績がゼロに近い状態でも合格している受験生はたくさんいます。大切なのは「何をしたか」より「なぜそれに向き合ったか」という動機の深さです。

総合型選抜は実績なしでも受かる?「普通の高校生」が合格するための戦略とアピール方法を徹底解説

原因②「書き方の型がわからない」を解決するステップ

型がわからないまま書こうとするのは非常に非効率です。まず「志望理由書の基本構成」を頭に入れてから書き始めましょう。

志望理由書の基本構成(4ブロック)

ブロック

内容

目安の分量(800字の場合)

①きっかけ

なぜこの分野に興味を持ったか

150〜200字

②現状認識・課題意識

その分野のどんな問題・テーマに関心があるか

150〜200字

③志望校の選択理由

なぜこの大学・学部でなければならないか

200〜250字

④入学後の目標・将来像

大学でどう学び、卒業後にどう活かすか

150〜200字

この4ブロックを埋めていくだけで、志望理由書の骨格が完成します。最初から「完璧な文章」を書こうとしないことが重要です。まずは箇条書きでいいので、各ブロックに当てはまる内容を書き出してみましょう。

志望理由書の書き方|何を書く?どう始める?ステップ順に高校生向けゼロから解説【総合型選抜】

例文を参考にすることも有効

「型を見ても、自分の場合にどう当てはめるかわからない」という場合は、学部別の例文を参考にするのが近道です。文学部・経済学部・看護学部・教育学部など、自分の志望分野に近い例文を読むことで、「こういう流れで書けばいいんだ」というイメージが一気につかめます。

【学部別】総合型選抜の志望理由書の例文|文学部・経済・看護・教育・理工系ごとに使えるモデル文と注意点を解説

原因③「言語化できない」を解決するステップ

気持ちはあるのに言葉にできない人に最も効果的なのは、「書く前に話す」という方法です。

「AIとの壁打ち」で素材を引き出す

一人で考えていると、どうしても「これは変かな」「うまく書けないな」という自己検閲が働いてしまいます。そこで有効なのが、質問に答える形で素材を引き出す「壁打ち」です。

たとえば、以下のような質問に答えることで、志望理由書の素材が出てきます。

- 「この学部に興味を持ったのはいつ頃?どんなきっかけ?」
- 「その大学の名前を最初に聞いたのはどんな状況だったの?」
- 「大学に入ったら、具体的に何を勉強したいと思ってる?」
- 「将来どんな仕事や生き方がしたいと思ってる?」

これらの質問に口頭で答えるように文字を打ち込んでいくだけで、志望理由書の素材が次々と出てきます。アオマルのAI壁打ち機能では、まさにこのプロセスをAIと一緒に進めることができます。質問に答えるだけで、自分でも気づいていなかった動機やエピソードが言語化されていくので、「何も書けない」状態から抜け出すのに非常に効果的です。

「話し言葉」で書いてから整える

言語化が苦手な人は、最初から「きれいな文章」を書こうとしないことが大切です。まず話し言葉でいいので、思っていることをそのまま打ち込んでみましょう。

たとえば、「なんか、小さい頃から環境問題って気になってて、ニュースとか見てると心配になるし、大学でちゃんと勉強したいなって思ってる」というような文章でOKです。これを後から整えていくことで、自然な志望理由書の文章になります。最初から完璧を目指すのが、最大の敵です。

最初の一文を書くための「穴埋めテンプレート」

どんなに準備しても、最初の一文が書けないという人は多いです。そういう場合は、以下の穴埋めテンプレートを使ってみてください。

書き出しパターン3選

パターンA:きっかけ型
「私が〇〇学部を志望するきっかけとなったのは、高校〇年生のときに経験した〔エピソード〕です。」

パターンB:問題意識型
「〔社会問題・テーマ〕に関心を持ち始めたのは、〔きっかけとなった経験・出来事〕がきっかけでした。」

パターンC:将来像型
「私は将来、〔なりたい職業・やりたいこと〕として〔どんな貢献をしたいか〕を実現したいと考えています。」

どれか一つを選んで、〔 〕の部分を自分の内容で埋めるだけで、最初の一文が完成します。最初の一文さえ書けてしまえば、不思議と次の文章が続いてくるものです。

【総合型選抜】志望理由書の書き出し・最初の一文の書き方|冒頭でつかむ例文とコツを高校生向けに解説

書き始めてから整える「2ステップ執筆法」

志望理由書を書くときに多くの人がやってしまう失敗が、「書きながら完成させようとする」ことです。書いては消し、書いては消しを繰り返して、結局何も残らない——という経験をした人も多いのではないでしょうか。

ステップ1:素材を出す(20〜30分)

まずは「素材出し」の時間と割り切って、思いついたことをどんどん書き出します。この段階では文章の美しさは一切気にしません。箇条書きでも、話し言葉でも、誤字があっても構いません。先ほどの3つの質問(きっかけ・課題意識・将来像)に沿って、思いつく限り書き出してみましょう。

目標は「素材を10個以上出すこと」です。10個の素材があれば、そこから4〜5個を選んで構成を作ることができます。

ステップ2:整える(30〜60分)

素材が出そろったら、今度は「整える」作業に移ります。先ほどの4ブロック(きっかけ・課題意識・志望校の選択理由・将来像)に素材を当てはめ、文章として整えていきます。

この順番を守ることで、「書いては消し」の無限ループから抜け出せます。「素材出し」と「整える」を同時にやろうとしないことが、最大のポイントです。

書き終えたら、必ず第三者に添削してもらいましょう。自分では気づけない論理のズレや表現の問題を指摘してもらうことで、完成度が大きく上がります。

志望理由書の添削は誰に頼む?無料でできる方法・頼み方のコツ・注意点を高校生向けに徹底解説【総合型選抜】

まとめ:「書けない」は必ず解決できる

志望理由書が書けない原因と解決策を整理します。

原因

解決策

ネタ・エピソードがない(気がする)

3つの質問で過去の経験を掘り起こす

書き方の型がわからない

4ブロック構成を先に把握してから書く

言語化できない

話すように打ち込む・AIと壁打ちする

どのパターンでも共通しているのは、「いきなり完璧な文章を書こうとしない」ということです。まず素材を出す、型に当てはめる、最初の一文を穴埋めで書く——この順番を守るだけで、白紙の状態から必ず前に進めます。

手が止まっているのは、あなたの能力の問題ではありません。正しい方法を知らなかっただけです。今日この記事を読んだあなたは、もう「書けない理由」を知っています。あとは一歩踏み出すだけです。

アオマルでは、今回紹介した対策をAIと一緒に実践できます。まずは無料トライアルでお試しください。

アオマル無料トライアルはこちら

この記事を書いているのは

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門

東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。

HOME