
大学の志望理由書の書き方を完全解説|書き出し・例文・改行や段落のルールまで
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試では、志望理由書が合否を大きく左右します。
しかし、
- 「何を書けばいいのかわからない」
- 「書き出しはどう始めればいい?」
- 「改行や段落ってどうすればいいの?」
と悩む高校生も多いでしょう。
この記事では、大学入試で評価される志望理由書の書き方を、例文付きでわかりやすく解説します。
この記事を読むと、次のことがわかります。
- 志望理由書の基本構成
- 評価される書き出しのパターンと例文
- 実際に使える例文(文系・理系学部別)
- 改行・段落・「ですます」など文章ルール
- 読みやすい締め方
- 書き方のステップ(STEP1〜4の工程表)
初めて志望理由書を書く人でも、そのまま書き始められるレベルまで理解できる内容になっています。
総合型選抜対策アプリ「アオマル」では、志望理由書の添削・面接対策・自己分析など、合格に必要な対策をAIがサポートします。
▶︎東大推薦合格者による志望理由書体験記はこちら
【東大推薦 合格体験記】総合型選抜 志望理由書の書き方|評価される構成テンプレと合格者の実例
志望理由書とは?大学入試で評価されるポイント
志望理由書とは、「なぜその大学・学部で学びたいのか」を説明する文章です。
総合型選抜や学校推薦型選抜では、以下の点が特に重視されます。
評価されるポイント
1. 志望理由が具体的か
2. 大学・学部の特徴を理解しているか
3. 将来の目標とつながっているか
4. 高校での経験と志望動機がつながっているか
つまり、志望理由書は単なる作文ではなく、
> 「あなたの経験 → 大学で学びたい理由 → 将来の目標」
というストーリーを説明する文章です。
高校入試の志望理由書との違い
「志望理由書」は高校入試でも書く機会がありますが、大学入試の志望理由書とは求められる内容が大きく異なります。自分が今書くべき「大学への志望理由書」の特性を正しく理解しておきましょう。
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比較項目 | 高校入試の志望理由書 | 大学入試の志望理由書 |
|---|---|---|
主な内容 | 学校生活への適応・部活・規則を守る姿勢 | 学問的関心・研究テーマ・将来像 |
求められる視点 | 「学校に貢献できる生徒か」 | 「大学で何を学び、社会でどう活かすか」 |
字数の目安 | 200〜400字程度が多い | 400〜1200字程度(大学・学部によって異なる) |
提出形式 | 学校指定の用紙(手書きが多い) | 手書き・WEB出願・両方など多様 |
アドミッションポリシーとの照合 | ほぼ不要 | 必須(選考の重要な基準になる) |
大学入試では、「その大学・学部でなければ学べない理由」と「学んだことを将来どう活かすか」が強く問われます。高校入試のように「学校のルールを守ります」「部活を頑張ります」という内容では評価されません。
アドミッションポリシーとの対応が鍵
総合型選抜では、アドミッションポリシー(AP)(大学が求める学生像・入学者受け入れ方針のこと)との一致も審査されます。APは各大学の公式サイトに必ず掲載されており、志望理由書を書く前に必ず確認しておくべき情報です。
APを志望理由書に反映させる手順は次のとおりです。
1. 大学公式サイトでAPを確認する(「〇〇大学 アドミッションポリシー」で検索)
2. APのキーワードを書き出す(例:「主体的に課題を発見できる人」「地域社会に貢献したい人」など)
3. 自分の経験・関心と照合する(APのどの部分に自分が当てはまるかを整理する)
4. 志望理由書に書き込む箇所を特定する(書き出し・経験エピソード・将来像のどこに反映するかを決める)
5. APの言葉を意識しながら文章化する(そのまま引用するのではなく、自分の言葉で表現する)
APを意識して書かれた志望理由書は、「この大学を本当に理解している」という印象を与え、選考で大きなアドバンテージになります。
総合型選抜とは?AO入試との違い・メリットデメリット・向いている人を高校生向けにわかりやすく解説
志望理由書の基本構成(大学入試の定番)
志望理由書は、次の構成で書くと読みやすくなります。
基本構成(おすすめ)
1. 書き出し(志望動機)
2. きっかけとなった経験
3. 大学・学部で学びたい内容
4. 将来の目標
文章で表すと次の流れになります。
志望動機
↓
きっかけとなる経験
↓
大学で学びたいこと
↓
将来の目標
この構成にすることで、
- 志望理由が論理的になる
- 読み手(大学側)が理解しやすい
というメリットがあります。
構成を考える前に、自分の経験・強み・将来像を整理しておくと書きやすくなります。総合型選抜の自己分析のやり方|過去・現在・未来を整理するステップと志望理由書への活かし方を高校生向けに解説も参考にしてみてください。
志望理由書の書き方ステップ(STEP1〜4)
「何から手をつければいいかわからない」という高校生は多いです。志望理由書は、いきなり書き始めようとすると手が止まりがちです。以下の4ステップで順を追って進めると、スムーズに完成まで持っていけます。
STEP1:自己分析で「経験・関心・将来像」を整理する(目安:30〜60分)
まず、自分自身を深掘りするところから始めましょう。志望理由書に書く内容はすべて「自分の経験・関心・将来像」から生まれます。
整理すべき3つの要素は次のとおりです。
- 経験:高校で打ち込んだこと、印象に残った出来事、ボランティア・部活・探究活動など
- 関心:興味を持っている社会課題・学問分野・テーマ
- 将来像:将来どんな仕事・社会貢献をしたいか
「経験」と「関心」と「将来像」がつながると、説得力のある志望理由書の核心が生まれます。箇条書きで10〜20個書き出し、共通するテーマを探してみましょう。
アオマルのAI自己分析機能を使うと、経験・強み・将来像を整理するステップをAIがサポートします。「何を書けばいいかわからない」という段階から一緒に進められるので、ぜひ活用してみてください。
STEP2:大学・学部のリサーチ(目安:1〜2時間)
自己分析が終わったら、志望する大学・学部を徹底的に調べましょう。「なぜこの大学でなければならないか」を説明するためには、大学への深い理解が欠かせません。
調べるべき主なポイントは以下のとおりです。
- アドミッションポリシー(前節で解説した手順で確認)
- カリキュラム・授業内容(1〜4年次でどんな科目が学べるか)
- 教授・研究室(興味のある研究をしている教授はいるか)
- 特色ある制度(海外留学、フィールドワーク、インターンシップ連携など)
- 卒業後の進路(大学院進学率、就職先の傾向)
大学の公式サイト・オープンキャンパス・大学のパンフレットなどを活用してください。実際にオープンキャンパスに参加した経験があれば、志望理由書に盛り込むと「本気度」が伝わります。
STEP3:構成メモ(箇条書きで下書き)を作る(目安:30〜45分)
STEP1・2で集めた情報をもとに、いきなり文章を書かず、まず箇条書きで構成メモを作りましょう。
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構成 | 書き出すべき内容の例 |
|---|---|
書き出し(志望動機) | 「〇〇を学びたいと考え、貴学〇〇学部を志望した」 |
きっかけとなった経験 | 「高校2年のとき〇〇を経験し、〇〇という問題意識を持った」 |
大学で学びたいこと | 「〇〇教授の研究・〇〇カリキュラムで〇〇を深めたい」 |
将来の目標 | 「〇〇の分野で〇〇に貢献したい」 |
構成メモを先に作ることで、文章化のスピードが大幅に上がります。また、論理の流れに抜けや矛盾がないかをこの段階でチェックできます。
STEP4:文章化して添削・改善を繰り返す(目安:2〜3時間×複数回)
構成メモをもとに、文章に書き起こしていきましょう。最初から完璧を目指す必要はありません。まず「書き切ること」を優先し、書いた後に読み返して改善を重ねるのが正しい進め方です。
改善のチェックポイントは以下のとおりです。
- 書き出し1文目に志望動機が明確に示されているか
- 経験・大学・将来がストーリーとしてつながっているか
- 「なぜこの大学か」が具体的に書かれているか
- 抽象的な表現(「社会に貢献したい」など)を使っていないか
- 語尾が「です・ます」で統一されているか
書いた志望理由書をアオマルに入力すれば、AIがすぐに添削フィードバックを返します。何度でも無料で試せるため、書き直しのたびに活用してみてください。添削を繰り返すことで、完成度は確実に上がっていきます。
志望理由書の書き方|何を書く?どう始める?ステップ順に高校生向けゼロから解説【総合型選抜】
志望理由書の書き出しのコツ【例文あり】
志望理由書では、書き出しが非常に重要です。入試担当者は多くの志望理由書を読みます。最初の1文で「この学生は何を伝えたいのか」が伝わらないと、その後の文章の印象も薄れてしまいます。逆に、冒頭で志望理由を明確に示せると、採点官に「読む価値のある文章」と感じてもらいやすくなります。
書き出しの基本ルールは「1文目を結論にする」ことです。「私は〇〇を学びたいと考え、貴学〇〇学部を志望しました」のように、何を学びたいのか・なぜこの大学なのかを最初に示しましょう。
書き出し1文目に含める3つの要素
書き出しの1文目には、次の3つの要素を盛り込むことを意識してください。この3点が揃うと、採点官が「この学生が何者で、何を求めているか」を瞬時に把握できます。
1. 学部名(「貴学〇〇学部」と明記する)
2. 学びたい内容(「〇〇について学びたい」と具体的に示す)
3. その理由・背景(「〜という経験から」「〜という問題意識から」など)
文字数の目安は50〜80字程度です。長すぎると1文目が読みにくくなり、短すぎると情報が不足します。上記3要素を50〜80字でまとめることを意識してみてください。
書き出しを書いたら、次のセルフチェックで確認しましょう。
- 志望する学部・大学が明記されているか(「貴学〇〇学部」など)
- 何を学びたいかが1文目に入っているか(結論ファーストになっているか)
- 「昔から」「ずっと」など曖昧な時間軸になっていないか
- 「社会に貢献したい」など誰にでも当てはまる表現を使っていないか
- 自分の経験・関心・目標のいずれかが反映されているか
書き出しパターン別例文(経験型・問題意識型・学部研究型・将来目標型)
書き出しには大きく4つのパターンがあります。自分の志望動機に近いパターンを選んで応用してみてください。
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パターン | 例文 | ポイント | 向いている人 |
|---|---|---|---|
経験型 | 私は高校でのボランティア活動を通して教育格差の問題に関心を持ち、教育学を専門的に学びたいと考え、貴学教育学部を志望しました。 | 具体的な経験を冒頭に出すことで、志望理由に説得力が生まれる | 部活・ボランティア・探究活動など、語れる具体的な経験がある人 |
問題意識型 | 日本の地方における少子高齢化が深刻化するなか、私はその解決策を政策の視点から学びたいと考え、貴学法学部を志望しました。 | 社会課題への関心を示すことで、主体的な学習姿勢をアピールできる | 社会問題・時事問題に強い関心があり、それが志望動機につながっている人 |
学部研究型 | 貴学経済学部の〇〇教授が取り組む行動経済学の研究に強い関心を持ち、同分野を深く学ぶために貴学を志望しました。 | 大学・学部への理解度の高さを示せる。「なぜこの大学か」が明確になる | 大学のリサーチを十分に行い、特定の教授・研究室・カリキュラムに強い関心がある人 |
将来目標型 | 将来、発展途上国の子どもたちに質の高い教育を届けるNGOで働くことを目標に、貴学国際学部で国際教育開発を学びたいと考えています。 | 将来像から逆算した志望理由で、目的意識の強さが伝わる | 将来の職業・やりたいことが明確に決まっており、そこから大学選びをしている人 |
書き出しパターンを選んだら、次は文章全体の構成に落とし込みましょう。志望理由書の書き出し例文10選|冒頭でつかむパターン別テンプレートとNG例を高校生向けに解説【総合型選抜】では、さらに多くのパターンと例文を詳しく解説しています。
書き出しで避けるべきNG表現と言い換え例
書き出しでよく見られるNG表現と、その言い換え例を確認しておきましょう。
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NG表現 | 問題点 | 言い換え例 |
|---|---|---|
「私は昔から人の役に立つ仕事がしたいと思っていました。」 | 志望理由が見えない。誰でも書ける抽象的な表現 | 「私が貴学を志望した直接のきっかけは、高校2年生のときに参加した医療ボランティアで感じた〇〇です。」 |
「私は〇〇大学に入りたいと思い、志望しました。」 | 「なぜその大学か」「何を学びたいか」が一切伝わらない | 「貴学〇〇学部の〇〇カリキュラムで〇〇を学び、将来〇〇に活かしたいと考え、志望しました。」 |
「社会に貢献したいと考えています。」 | 抽象的すぎて個性がない。どの学生にも当てはまる | 「地域の高齢化問題を解決する政策を学び、行政の現場で活かしたいと考えています。」 |
「貴学はとても素晴らしい大学だと思います。」 | 大学への理解を示せていない。お世辞に聞こえる | 「貴学では〇〇教授のゼミで〇〇を研究できる環境があり、私の学びたいテーマに最も合致していると考えました。」 |
NG表現に共通するのは「具体性がない」「誰でも書ける」という点です。自分だけの経験・関心・目標を盛り込むことで、採点官の印象に残る書き出しになります。
▶ 書き出しのパターンをさらに詳しく知りたい方はこちら
志望理由書の書き出し例文10選|冒頭でつかむパターン別テンプレートとNG例を高校生向けに解説【総合型選抜】
志望理由書の例文(大学入試向け)
ここでは、実際の志望理由書の例文を紹介します。「経験 → 大学 → 将来」がつながる構成を意識して読んでみてください。
例文①:文系学部向け(法学部・政策系)
> 私が貴学〇〇学部を志望した理由は、地域社会の課題を解決する政策について学びたいと考えたためです。
>
> 私は高校で地域の高齢者支援ボランティアに参加しました。その活動の中で、地域には高齢化や交通の不便など多くの課題があることを知りました。同時に、これらの問題は個人の努力だけでは解決できず、制度や政策の仕組みが重要であると感じました。
>
> 貴学〇〇学部では、公共政策や地域社会の研究が盛んに行われており、実践的な視点から社会問題を学べる点に魅力を感じています。特に〇〇教授の研究に関心があり、地域政策について深く学びたいと考えています。
>
> 将来は、地域社会の課題を解決する政策づくりに関わる仕事に携わりたいと考えています。そのために、貴学で公共政策について専門的に学び、社会に貢献できる人材になりたいと思っています。
例文②:理系学部向け(工学・情報系)
> 私が貴学情報工学部を志望した理由は、AIを活用した医療診断支援システムの開発に取り組みたいと考えたためです。
>
> 私は高校の探究学習で、地方の医療過疎問題について調査しました。医師不足が深刻な地域では、専門医への受診が困難なケースが多く、診断の遅れが患者の予後に影響することを知りました。この問題を技術の力で解決できないかと考えたとき、AIによる画像診断支援の可能性に強い関心を持ちました。
>
> 貴学情報工学部では、機械学習・データサイエンスの専門的なカリキュラムが充実しており、〇〇教授が取り組む医療AIの研究室での学びを通じて、実用的な技術を身につけられると考えています。また、医学部との学際的な連携プログラムがある点も、私の目標に直結する環境として魅力的です。
>
> 将来は、AIを活用した医療支援ツールを開発し、地方や途上国でも質の高い医療が受けられる社会の実現に貢献したいと考えています。そのために、貴学で情報工学の基礎から応用まで深く学びたいと思っています。
このように、文系・理系を問わず、経験 → 大学 → 将来がつながっている文章が理想です。自分の学部に合わせて例文を参考にしてみてください。
800字・1000字など文字数別の完成見本を確認したい方は、志望理由書の例文【文字数別】800字・1000字の完成見本とそのまま使えるアレンジ術を高校生向けに解説【総合型選抜】も参考にしてください。
志望理由書の改行・段落・「ですます」・貴学などのルール
志望理由書では、内容だけでなく文章の書き方も重要です。特に「改行・段落のルール」は、手書き用紙とデジタル入力フォームで異なる点があるため、それぞれ確認しておきましょう。
手書き用紙の場合の改行・段落ルール
手書きの原稿用紙や所定用紙に記入する場合は、次のルールを守りましょう。
- 段落の冒頭は1マス空ける(原稿用紙のルールと同じです)
- 段落と段落の間は改行のみで区切る。空行(1行まるごと空ける)は不要です
- 1段落あたり4〜6行、200〜300字程度を目安にすると読みやすくなります
- 段落の途中で意味もなく改行するのは避ける
手書きの場合、書き間違えが起きることもあります。修正テープの使用可否は大学によって異なるため、事前に確認しておきましょう。詳しくは志望理由書に修正テープはNG?書き間違えたときの正しい対処法と防止策を徹底解説【総合型選抜】をご覧ください。
デジタル入力フォーム(WEB出願)の場合の改行ルール
WEB出願のテキストボックスに入力する場合は、手書きとは異なる注意点があります。
- 改行コード(Enterキー)が反映されない場合があるため、提出前にプレビューで表示を確認する
- 改行が反映されないシステムでは、段落の切れ目を意識した文章構成(1段落ごとに意味のまとまりを持たせる)が特に重要になります
- 段落冒頭の「1マス空け」はWEBフォームでは不要な場合が多い(システムによる)
- コピー&ペーストで文字数がカウントされるため、規定文字数を超えていないか必ず確認する
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項目 | 手書き用紙 | WEBフォーム |
|---|---|---|
段落冒頭の空け | 1マス空ける | 不要な場合が多い |
段落間の空行 | 不要(改行のみ) | システムによる(プレビュー確認必須) |
改行の反映 | そのまま反映 | 反映されない場合あり |
文字数確認 | 目視でカウント | システムの文字数カウントを活用 |
1段落の文字数・行数の目安
志望理由書は論文・レポートに近い形式の文章です。1文ごとに改行するブログやSNSの書き方とは異なり、意味のまとまりごとに段落を作るのが基本ルールです。
目安となる数字
- 1段落あたりの文字数:200〜300字程度
- 1段落あたりの行数:4〜6行程度
- 全体の段落数:4段落構成(志望動機・経験・大学で学びたいこと・将来の目標)
改行の良い例と悪い例
良い例(段落ごとにまとまっている)
> 私が貴学〇〇学部を志望した理由は、地域社会の課題を政策の視点から解決したいと考えたためです。高校2年生のとき、地域の高齢者支援ボランティアに参加し、交通や医療など生活に直結する問題が多く存在することを実感しました。これらは個人の努力だけでは解決できず、制度設計の重要性を強く感じました。
悪い例(1文ごとに改行している)
> 私が貴学〇〇学部を志望した理由は、地域社会の課題を解決したいと考えたためです。
> 高校2年生のとき、ボランティアに参加しました。
> 高齢者の問題を実感しました。
> 制度が重要だと思いました。
悪い例のように1文ごとに改行すると、文章が断片的になり「論理的に考えられる人」という印象を与えにくくなります。採点官に「思考が浅い」と受け取られないためにも、段落ごとにまとめて書くことを意識しましょう。
改行のポイント
- 段落ごとに改行する
- 1文ごとの改行はしない
▶ 小論文の書き出しについてはこちら
【例文あり】小論文の書き出し完全ガイド|評価される書き出しの思考プロセスを徹底解説
「ですます」か「である」か
志望理由書では、
「です・ます調」がおすすめです。
理由
- 読みやすい
- 丁寧な印象になる
- 高校生の文章として自然
重要なのは、
文章の語尾を統一すること
です。「です・ます」と「だ・である」が混在しないよう、書き終わったら全体を読み返して確認しましょう。
「大学」の書き方(貴学の使い方)
志望理由書では、志望する大学を指すときに 「貴学(きがく)」 と表現するのが一般的です。これは、相手を敬って呼ぶ表現で、大学入試の志望理由書やエントリーシートでもよく使われます。
例
> 私は、地域政策について学ぶために貴学〇〇学部を志望しました。
なお、志望理由書では 「〇〇大学」ではなく「貴学」 と書く方が丁寧な印象になります。ただし、学部名や学科名を書く場合は、
> 貴学〇〇学部
> 貴学〇〇学部〇〇学科
のように書くと自然です。
また、文章の中で何度も大学名を書く必要はないため、最初に大学名を書いたあと「貴学」を使うと読みやすい文章になります。
志望理由書の締め方(最後のまとめ方)
志望理由書の最後は、
「大学で学びたい → 将来の目標」
で締めるときれいにまとまります。
締め方の例文
例文①
> そのため、貴学で〇〇について専門的に学び、将来は〇〇の分野で社会に貢献できる人材になりたいと考えています。
例文②
> 貴学での学びを通して〇〇への理解を深め、将来は〇〇の課題解決に貢献したいと考えています。
ポイントは
- 志望理由をもう一度示す
- 将来の目標で終わる
ことです。締め方のバリエーションをもっと知りたい方は、志望理由書の締め方|最後の一文で差がつく結び例文とNG表現を高校生向けに解説【総合型選抜】も参考にしてみてください。
志望理由書を書くときの注意点
最後に、よくある失敗も紹介します。
よくあるNG例
① 抽象的すぎる
×
「社会に貢献したい」
〇
「地域の高齢化問題を解決する政策を学びたい」
② 大学の特徴を書いていない
志望理由書では、
なぜその大学なのか
を書く必要があります。「どの大学にも当てはまる文章」では、採点官に「本当にうちの大学に来たいのか」と疑問を持たれてしまいます。大学のカリキュラム・教授・研究内容など、具体的な情報を盛り込みましょう。
③ 将来の目標がない
大学側は、
> 「この学生は何をしたいのか」
を知りたいと考えています。大学で学ぶことが将来にどうつながるのかを必ず書きましょう。
④ アドミッションポリシーを確認していない
志望理由書を書く前にAPを確認していないと、大学が求める学生像とズレた内容になってしまうことがあります。「熱意があれば伝わる」という考えは危険です。必ずAPを確認し、自分の経験・関心と照合したうえで書くようにしましょう。
⑤ 書くことが思い浮かばない・手が止まる
書き始められないときは、自己分析が不足しているサインです。志望理由書が書けない高校生必見|手が止まる原因別の解決策と書き始め方を徹底解説【総合型選抜】で原因別の解決策を確認してみましょう。
▶︎総合型選抜の対策方法についてはこちら
総合型選抜は独学で合格できる?塾なしで志望理由書・面接・小論文を仕上げるロードマップを徹底解説
志望理由書は『アオマル』で完成
志望理由書は、書いて終わりではなく「添削して改善すること」がとても重要です。
しかし、学校や塾では添削の回数が限られていたり、すぐにフィードバックをもらえないことも多いでしょう。
書き出しのパターンを変えながら「どの書き出しが一番伝わるか」を比較検討したいときも、添削を何度も依頼するのは現実的ではありません。
そこで活用できるのが、総合型選抜対策AIアプリ『アオマル』です。
志望理由書をAIが即時添削
アオマルでは、作成した志望理由書を入力すると、AIがすぐに添削とフィードバックを行います。
- 志望理由が具体的か
- 構成が論理的か
- 説得力のある内容になっているか
などをチェックし、改善ポイントをその場で確認できます。
何度でも書き直して添削できるため、書き出しのパターンを経験型・問題意識型・将来目標型と変えながら比較検討することも可能です。志望理由書の完成度を高めやすくなります。
大学・学部ごとの志望理由書を保存できる
総合型選抜では、大学や学部ごとに志望理由書を作る必要があります。
アオマルでは、
- 大学別
- 学部別
に志望理由書を保存できるため、複数の大学を受験する場合でも整理しながら対策できます。
志望理由書からAI模擬面接の質問を生成
志望理由書は、そのまま面接の質問の材料になることが多いです。
アオマルでは、作成した志望理由書の内容をもとに、
AIが模擬面接の質問を自動生成します。
例えば、
- 「この経験から何を学びましたか?」
- 「なぜこの大学でなければならないのですか?」
- 「将来どのように社会に貢献したいですか?」
といった、実際の入試で聞かれやすい質問を練習できます。
志望理由書と面接対策を同時に進められるのが大きな特徴です。
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小論文・面接・志望理由書もこれ一つで完結!総合型選抜対策AIアプリ『アオマル』とは
まとめ
志望理由書を書くときは、次のポイントを意識しましょう。
- 書き出し1文目に「学部名・学びたい内容・理由」の3要素を盛り込む(50〜80字程度)
- 経験 → 大学 → 将来の流れで書く
- 書く前にSTEP1〜4の工程(自己分析→リサーチ→構成メモ→文章化)を踏む
- アドミッションポリシーを確認し、自分の経験と照合して反映させる
- 書き出しパターン(経験型・問題意識型・学部研究型・将来目標型)から自分に合うものを選ぶ
- 手書きは段落冒頭を1マス空け、WEBフォームはプレビューで表示を確認する
- 1段落は200〜300字・4〜6行を目安にまとめる
- 「ですます調」で統一する
- 最後は将来の目標で締める
志望理由書は、書き方のコツを知るだけで大きく改善します。 書き出しのパターンを変えたり、改行・段落のルールを整えたりしながら、内容の質も同時に高めていきましょう。
ぜひ一度、『アオマル』を試して志望理由書を書いてみましょう。
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アオマルでは、今回紹介した対策をAIと一緒に実践できます。まずは無料トライアルでお試しください。
この記事を書いているのは

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門
東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。