
大学入試の面接はこれで完璧!よくある質問・志望理由の例文・自己PR・マナー・逆質問まで徹底解説
大学入試の面接は、学力試験とは違って「何を見られているのか分からない」と不安になりやすいものです。特に総合型選抜や学校推薦型選抜では、面接の出来が合否に大きく関わることもあります。
この記事では、大学入試の面接でよく聞かれる事を中心に、志望理由の答え方と学部別例文・自己PRのまとめ方・基本マナー・逆質問の考え方まで、高校生にも分かりやすく整理します。「何を準備すればいいか分からない」「答え方のコツを知りたい」という人は、この記事を読めば面接対策の全体像がつかめます。
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【総合型選抜 合格体験記】面接対策|実際の質問・答え方・練習方法まで合格者が徹底解説
大学入試の面接とは?まず知っておきたい評価ポイント
大学入試の面接では、単に話し方が上手いかどうかだけを見ているわけではありません。面接官は、主に次のような点を確認しています。
- 志望理由に納得感があるか
- 学びたい内容が明確か
- 高校生活で取り組んできたことを自分の言葉で話せるか
- 質問に対して落ち着いて受け答えできるか
- 大学で学ぶ意欲があるか
つまり、面接は「うまく話す場」ではなく、あなたがどんな考えを持って受験しているかを伝える場です。
特に総合型選抜(旧AO入試)では、志望理由書や活動実績と面接内容がつながっていることが重要です。書類では立派なことを書いていても、面接で話がずれてしまうと、準備不足だと見られる可能性があります。
そのため、面接対策では「想定質問を覚える」だけでなく、自分の経験・考え・志望理由を一貫して整理することが大切です。
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大学の志望理由書の書き方を完全解説|書き出し・例文・改行や段落のルールまで
大学入試の面接でよく聞かれる事一覧
ここでは、大学入試の面接でよくある質問をテーマ別に紹介します。丸暗記する必要はありませんが、聞かれやすい質問を知っておくことで、準備しやすくなります。
志望理由に関する質問
もっとも頻出なのが、大学や学部を志望した理由に関する質問です。
よくある質問は以下の通りです。
- 本学・本学部を志望した理由は何ですか
- なぜこの分野を学びたいのですか
- 他大学ではなくこの大学を選んだ理由は何ですか
- 入学後にどのようなことを学びたいですか
- 将来の目標と大学での学びはどうつながっていますか
このタイプの質問では、「興味があります」「有名だからです」だけでは弱いです。きっかけ → 学びたい内容 → 将来へのつながりの流れで話せると、説得力が出ます。
自己PR・高校生活に関する質問
次によく聞かれるのが、自分自身についての質問です。
- あなたの長所と短所を教えてください
- 自己PRをしてください
- 高校生活で力を入れたことは何ですか
- 部活動や委員会活動で学んだことはありますか
- 最近頑張ったことは何ですか
ここでは、立派な実績があるかどうかより、経験から何を学んだかが大切です。たとえば、部活で大きな大会実績がなくても、「課題にどう向き合ったか」「周囲とどう関わったか」を話せれば十分評価されます。
学校生活・人柄に関する質問
人物像を見るための質問もよく出ます。
- あなたはどんな性格ですか
- 友人からはどのような人だと言われますか
- 最近気になったニュースはありますか
- 尊敬する人物はいますか
- ストレスがたまったときはどうしていますか
これらは正解がある質問ではありません。面接官は、答えの内容だけでなく、考え方の筋道や、自分を客観的に見られているかを見ています。
志望理由書・活動実績に関連する質問
総合型選抜では、提出書類をもとに深掘りされることも多いです。
- 志望理由書に書いた内容を詳しく教えてください
- この活動を始めたきっかけは何ですか
- その経験で大変だったことは何ですか
- その活動から何を学びましたか
- 今後その経験をどう生かしたいですか
このときに大事なのは、書類に書いた内容と面接の答えが矛盾しないことです。自分で書いた志望理由書や自己PRは、面接前に必ず読み返しておきましょう。
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総合型選抜の面接質問例20選|よく聞かれる質問と答え方
【志望理由の答え方と例文】総合型選抜面接で評価される伝え方
志望理由は、大学入試の面接でもっとも重要な質問といっても過言ではありません。特に総合型選抜では、一般入試の面接と比べて書類との整合性や深掘り質問の頻度が高く、「志望理由書に書いたことを、なぜ?どうやって?」と繰り返し問われる場面が多いのが特徴です。面接官は書類を手元に持ちながら話を聞いているケースも多く、「書類と話が違う」「書類より内容が薄い」と感じられると、一気に評価が下がってしまいます。だからこそ、志望理由は書類と面接をセットで準備することが不可欠です。
志望理由の基本構成テンプレート
志望理由は、次の3ステップで組み立てると話しやすく、聞き手にも伝わりやすくなります。
1. きっかけ:その分野や学問に興味を持ったきっかけ・原体験
2. 学びたいこと:大学・学部で具体的に学びたい内容(ゼミ・研究・授業など)
3. 将来へのつながり:卒業後にどのように生かしたいか
話す時間の目安は1分〜1分30秒(200〜300字程度)です。長すぎると要点がぼやけ、短すぎると熱意が伝わりません。練習段階でスマートフォンのタイマーを使って計測してみましょう。
学部別の志望理由例文
実際にどのように話せばよいか、学部別の例文を見てみましょう。それぞれに「評価ポイント」のコメントも付けているので、自分の言葉に落とし込む際の参考にしてください。
【例文①:教育学部】
> 高校1年生のときに学習支援ボランティアに参加し、家庭の事情で塾に通えない子どもたちが学ぶ機会を十分に得られていない現実を知りました。この経験から、教育格差の問題に強い関心を持つようになりました。貴学の教育学部では、教育社会学のゼミで格差是正に向けた政策研究ができると知り、ぜひ学びたいと思っています。将来は、すべての子どもが安心して学べる環境づくりに関わる教育行政の仕事に就きたいです。
評価ポイント: 「ボランティア」という具体的な体験を起点にしており、志望理由に説得力があります。学びたいゼミ名まで挙げることで、大学を真剣に調べていることが伝わります。
【例文②:法学部(文系)】
> 高校2年生のとき、インターネット上での誹謗中傷問題についてクラスで議論する機会があり、法律がどのように個人の権利を守るのかに強い関心を持ちました。貴学の法学部では、情報法や表現の自由に関する講義が充実していると知り、現代社会の課題に即した法学を学べると考えています。将来は、デジタル社会における権利保護に携わる弁護士を目指したいです。
評価ポイント: 身近な社会問題(誹謗中傷)から法学への興味を結びつけており、動機が自然です。志望する大学の特色(情報法の充実)に触れることで、「この大学でなければならない理由」が伝わります。
【例文③:工学部・情報系(理系)】
> 中学生のときにプログラミングを独学で学び、簡単なゲームを作った経験から、技術で人の生活を便利にすることへの面白さを感じました。高校では情報の授業でAIの基礎を学び、医療分野への応用に可能性を感じています。貴学の情報工学科では、医療AIの研究室があり、実際のデータを使った研究ができると知りました。将来は、医療現場で使えるAIシステムの開発に携わりたいです。
評価ポイント: 中学時代の原体験から高校での学び、大学での研究室まで一本の線でつながっており、「なぜこの大学のこの学科か」が明確です。具体的な研究室名を挙げることで、志望の本気度が伝わります。
【例文④:看護学部・医療系】
> 祖父の入院をきっかけに、看護師さんが患者さんの不安に寄り添いながらケアする姿に感動し、自分も同じように人を支える仕事がしたいと思うようになりました。貴学の看護学部は、地域医療との連携実習が充実しており、在宅ケアの現場も経験できると知りました。多様な医療現場を学ぶことで、患者さん一人ひとりに合ったケアができる看護師になりたいです。
評価ポイント: 家族の体験という等身大のきっかけが、面接官に親しみやすく伝わります。「地域医療との連携実習」という大学の特色を具体的に挙げることで、他大学との差別化もできています。
NG例と改善例の対比
志望理由でよくある失敗パターンと、その改善例を確認しておきましょう。自分の志望理由が当てはまっていないか、チェックしてみてください。
NG例(評価されにくい) | 改善例(評価されやすい) |
|---|---|
「昔からなんとなく興味がありました」 | 「〇〇という体験をきっかけに、この分野に強い関心を持ちました」 |
「有名な大学だから志望しました」 | 「貴学の〇〇ゼミ(研究室・カリキュラム)で〇〇を学べると知り、志望しました」 |
「就職率が良いと聞いたからです」 | 「〇〇の仕事に就くために必要な〇〇の力を、貴学で身につけたいと考えています」 |
「親に勧められました」 | 「自分自身の〇〇という経験から、この分野を学ぶ必要性を感じました」 |
NG例に共通しているのは、「自分の言葉・自分の経験」が見えないという点です。面接官は、あなたが自分の頭で考えて志望しているかどうかを確認したいのです。「有名だから」「なんとなく」という言葉が出てきたら、「なぜそう感じたのか」をもう一段掘り下げて、自分なりの言葉に置き換えましょう。
大学入試の面接でよくある質問への答え方
質問を知るだけでは、実際の面接では十分ではありません。ここでは、答え方の基本を整理します。
志望理由は「きっかけ・学びたいこと・将来」で答える
志望理由は、前のセクションで紹介した3ステップの構成テンプレートで組み立てましょう。「きっかけ → 学びたい内容 → 将来へのつながり」の流れを意識することで、話に一貫性が生まれます。
このように、理由が具体的だと伝わりやすくなります。学部別の例文も参考にしながら、自分の言葉で組み立ててみてください。
自己PRは「強み+具体例+学び」でまとめる
自己PRでは、強みだけを言って終わらないことが大切です。
おすすめの流れは以下です。
- 自分の強みを一言で示す
- それが表れた具体的な経験を話す
- その経験から学んだことをまとめる
たとえば、
> 私の強みは、粘り強く努力を続けられることです。英語が苦手だったため、毎日30分の音読と単語学習を続けた結果、模試の成績を大きく伸ばすことができました。この経験から、課題をそのままにせず、継続して取り組む大切さを学びました。将来は、この粘り強さを活かして、大学での研究活動にも積極的に取り組みたいと考えています。
このように話せると、内容に根拠が出ます。また、最後に大学での学びへのつながりを一言添えると、面接全体の流れとも自然につながります。
想定外の質問でも、結論から落ち着いて答える
面接では、準備していなかった質問が出ることもあります。その場合でも、焦らなくて大丈夫です。
答えるときは、
- まず結論を言う
- 理由や具体例を付ける
- 最後に短くまとめる
という順番を意識すると、話がまとまりやすくなります。
少し考えたいときは、「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか」と一言添えても問題ありません。黙り込むより、落ち着いて対応する方が印象は良いです。
大学入試の面接で押さえたいマナー
面接では中身が大切ですが、基本的なマナーも見られています。完璧である必要はありませんが、最低限は押さえておきましょう。
入室から退室までの基本
一般的には、次の流れを意識しておくと安心です。
- ドアをノックする
- 「失礼します」と言って入室する
- 指示があってから椅子に座る
- 面接中は姿勢を正し、相手の目を見て話す
- 終了後はお礼を伝え、静かに退室する
細かい作法に気を取られすぎる必要はありませんが、あいさつ・返事・姿勢は特に大切です。
話し方で気をつけること
話す内容が良くても、声が小さすぎたり、語尾が聞き取りづらかったりすると、伝わりにくくなります。
意識したいポイントは以下です。
- はっきりした声で話す
- 早口になりすぎない
- 語尾まで丁寧に言う
- 「えーと」「なんか」を多用しない
- 敬語を完璧にしようとしすぎず、丁寧に話す
無理に大人っぽく見せるより、高校生らしく誠実に話すことの方が大切です。
服装・身だしなみの基本
面接では、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
- 制服が指定されている場合は、基本的に制服でよい
- シャツのしわやボタンの留め忘れに注意する
- 髪型は顔が見えやすいように整える
- 派手すぎるアクセサリーや香水は避ける
見た目だけで合否が決まるわけではありませんが、第一印象に影響するため、事前確認はしておきたいところです。
大学入試の面接で逆質問は必要?何を聞けばいい?
面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれることがあります。これが、いわゆる逆質問です。
結論から言うと、大学入試の面接では逆質問が必ずあるとは限りません。ただし、聞かれた場合に何も準備していないと慌てやすいので、1〜2個は考えておくと安心です。
逆質問で聞いてよいこと
逆質問では、大学での学びに関する内容が基本です。
たとえば、
- 入学前に学んでおくとよいことはありますか
- 1年次の学びで特に大切にすべきことは何ですか
- この学部で主体的に学ぶために意識すべきことはありますか
このような質問なら、学ぶ意欲が伝わります。
逆質問で避けたいこと
一方で、調べれば分かる内容や、条件面ばかりを聞く質問は避けた方が無難です。
たとえば、
- 偏差値はどのくらいですか
- 有名な先生はいますか
- 就職は良いですか
- パンフレットに書いてある内容そのままの質問
逆質問は「何でも聞いていい時間」ではなく、大学への関心や学ぶ姿勢を示す場だと考えるとよいです。
大学入試の面接対策を進めるなら、事前練習が合否を分ける
大学入試の面接は、頭の中で答えを考えるだけでは不十分です。実際に声に出すと、思った以上に話しにくかったり、内容が長くなりすぎたりします。
そのため、次のような流れで準備を進めるのがおすすめです。
- 志望理由書や自己PRの内容を整理する
- よく聞かれる質問に対する答えをメモする
- 志望理由を「きっかけ・学びたいこと・将来」の3ステップで書き出す
- 実際に声に出して練習する(1分〜1分30秒を目安にタイマーで計測する)
- 学校の先生や家族に面接練習をしてもらう
- 答えにくかった質問を修正する
- 本番前日に志望理由書を読み返し、書類との整合性を確認する
特に、志望理由・自己PR・高校生活で頑張ったことの3つは、必ず自分の言葉で話せるようにしておきたいポイントです。また、面接練習では「内容」だけでなく、「表情」「話す速さ」「言い直しの多さ」もチェックすると改善しやすくなります。
志望理由の例文を参考に自分の答えを作れたとしても、「この伝え方で本当に大丈夫か」「面接官にどんな深掘り質問をされるだろうか」という不安が残る人も多いのではないでしょうか。
アオマルなら面接対策を進めやすい
大学入試の面接対策では、志望理由書の内容と面接での受け答えをつなげて準備することが大切です。総合型選抜対策AIアプリ「アオマル」では、志望理由書のAI添削ができるだけでなく、書いた内容をもとに面接で深掘りされそうな質問を想定する練習も進めやすくなります。「自分の志望理由が面接でどう突っ込まれるか」を事前にシミュレーションできるため、本番でも落ち着いて答えられる準備が整います。
さらに、大学・学部ごとに志望理由書を保存して見直せるため、複数校を受ける場合でも準備を進めやすいのが特長です。面接は一人で対策すると不安になりやすいので、書類作成とあわせて効率よく進めたい人には相性が良い方法です。
総合型選抜を受験する大学ごとの選考方法や面接の傾向を知りたい場合は、各大学の選抜情報ページも参考にしてみてください。たとえば【2027年度】筑波大学の総合型選抜の情報まとめや【2027年度】大阪大学の総合型選抜の情報まとめでは、選考方法や出願条件を詳しく解説しています。
まとめ
大学入試の面接では、聞かれる事を事前に知り、答え方の型を押さえて練習することが大切です。
特によく聞かれるのは、以下のような内容です。
- 志望理由(きっかけ・学びたいこと・将来の3ステップで答える)
- 自己PR(強み+具体例+学びの流れで話す)
- 高校生活で頑張ったこと
- 将来の目標
- 提出書類の内容(書類と一致させることが重要)
- 面接時の受け答えやマナー
- 場合によっては逆質問
志望理由については、本記事で紹介した学部別例文(教育・法・情報・看護)とNG例→改善例の対比を参考に、自分の言葉で組み立ててみてください。話す時間は1分〜1分30秒(200〜300字程度)を目安にすると、過不足のない答えになります。
大切なのは、完璧な答えを暗記することではありません。自分の経験や考えを、自分の言葉で伝えられる状態にしておくことです。不安がある人ほど、早めに準備を始めるだけで大きく変わります。まずは志望理由書を見直しながら「なぜこの大学を受けるのか」「自分の強みは何か」を整理するところから始めてみてください。
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この記事を書いているのは

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門
東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。
