
大学面接の質問一覧30選|総合型選抜で聞かれること・答え方・準備ロードマップを高校生向けに徹底解説
「面接で何を聞かれるんだろう…」「どんな答えを用意すればいいかわからない」——そんな漠然とした不安を抱えながら面接対策を始めようとしている高校生は多いはずです。大学の面接は、質問の「型」があらかじめ決まっており、頻出カテゴリを把握するだけで準備の効率が大きく変わります。特に総合型選抜(旧AO入試)では、一般入試の面接とは問われる内容の構造が異なるため、「何が来てもその場でうまく話せばいい」という姿勢では通用しません。この記事では、大学面接の頻出質問30選をカテゴリ別に整理したうえで、各質問への回答例・NG vs OK の対比・深掘り質問への対処法・逆質問の作り方・準備ロードマップまでをわかりやすく解説します。
総合型選抜対策アプリ「アオマル」では、志望理由書の添削・面接対策・自己分析など、合格に必要な対策をAIがサポートします。
大学面接の質問は「型」がある|頻出カテゴリを知るだけで準備効率が3倍変わる
大学の面接で出てくる質問は、実はある程度パターン化されています。「毎年まったく違う質問が来る」と思い込んでいる高校生も多いのですが、実際には志望動機・自己PR・学習への取り組み・将来の目標・社会問題への関心という5〜6のカテゴリに大半の質問が集中しています。
この「型」を知っているかどうかで、準備の効率はまったく変わります。たとえば「なぜこの大学を選んだのですか?」という質問は、形を変えながらほぼすべての大学の面接で登場します。この一問に答えられるように自己分析と志望理由の整理を進めれば、派生する質問(「他の大学ではなくここを選んだ理由は?」「高校でどんな勉強をしてきましたか?」など)にも応用が効くようになります。
逆に、質問の全体像を知らないまま「よく出そうな質問」だけをランダムに準備すると、準備が点在してしまい、面接本番で頭が真っ白になりやすいです。まずは下記のカテゴリ全体を把握して、自分がどのカテゴリに弱いかを確認することが、最初の一歩です。
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カテゴリ | 問数 | 面接官が主に見ていること |
|---|---|---|
志望動機・大学選択理由 | 8問 | 一貫性と具体性 |
自己PR・高校での活動 | 7問 | 主体性の有無 |
学習・勉強への取り組み | 5問 | 知的好奇心・向上心 |
将来の目標・キャリア | 5問 | ビジョンの明確さ |
時事・社会問題への関心 | 3問 | 思考力・視野の広さ |
大学独自・その他(逆質問含む) | 2問 | 学びへの積極性 |
このマップを頭に入れたうえで、次の質問一覧を読み進めてください。
【カテゴリ別】大学面接の頻出質問一覧30選
以下に、大学面接でよく聞かれる質問をカテゴリ別に整理しました。総合型選抜では特に「探究活動」「アドミッションポリシー(大学が求める学生像を示した方針)」に関連した質問が加わるのが特徴です。
志望動機・大学選択理由(8問)
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# | 質問例 |
|---|---|
1 | なぜこの大学を志望したのですか? |
2 | 他の大学ではなく、この大学を選んだ理由を教えてください |
3 | この学部・学科で何を学びたいですか? |
4 | 本学のアドミッションポリシーのどの点に共感しましたか? |
5 | オープンキャンパスや学校説明会に参加しましたか?印象を教えてください |
6 | この大学でしか学べないことは何だと思いますか? |
7 | 入学後に特に力を入れたいことは何ですか? |
8 | もしこの大学に合格できなかったら、どうしますか? |
面接官がこのカテゴリで見ていること: 志望理由に「一貫性」と「具体性」があるかどうかです。「雰囲気が好き」「偏差値が合う」ではなく、学びの内容・教員・カリキュラムなど大学固有の要素に言及できているかが評価の分かれ目になります。
自己PR・高校での活動(7問)
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# | 質問例 |
|---|---|
9 | 自己紹介・自己PRをしてください |
10 | 高校生活で最も力を入れたことを教えてください |
11 | あなたの強みと弱みを教えてください |
12 | 高校時代に最も苦労したことと、それをどう乗り越えたかを教えてください |
13 | クラブ・部活動・ボランティアなどの課外活動について教えてください |
14 | あなたの探究活動(総合的な探究の時間)のテーマと内容を教えてください |
15 | 志望理由書に書いた〇〇について、もう少し詳しく教えてください |
面接官がこのカテゴリで見ていること: 「主体性の有無」です。何かをやらされた経験ではなく、自ら課題を見つけ行動した経験を語れるかどうかが、総合型選抜では特に重視されます。
学習・勉強への取り組み(5問)
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# | 質問例 |
|---|---|
16 | 高校で最も好きな・得意な科目は何ですか?その理由は? |
17 | 苦手な科目はありますか?どのように克服しようとしていますか? |
18 | 最近読んだ本・論文・ニュースで印象に残ったものを教えてください |
19 | 大学入学後の学習計画を教えてください |
20 | 評定(成績)についてどう評価していますか? |
面接官がこのカテゴリで見ていること: 知的好奇心と向上心です。評定が高くなくても、「苦手をどう克服しようとしているか」という姿勢を具体的に語れれば好印象につながります。
将来の目標・キャリア(5問)
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# | 質問例 |
|---|---|
21 | 将来の夢・目標を教えてください |
22 | 10年後の自分はどうなっていたいですか? |
23 | この学部・学科の学びをどのように将来に活かしたいですか? |
24 | 大学院進学や資格取得について考えていますか? |
25 | 社会に出てどんな貢献をしたいですか? |
面接官がこのカテゴリで見ていること: ビジョンの明確さと、大学での学びとのつながりです。「〇〇になりたい」という夢だけでなく、「そのためにこの大学でこれを学ぶ」という接続が語れるかどうかが鍵になります。
時事・社会問題への関心(3問)
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# | 質問例 |
|---|---|
26 | 最近気になっているニュースや社会問題を教えてください |
27 | (学部に関連する)〇〇問題についてあなたの意見を聞かせてください |
28 | AIや技術の進化が社会に与える影響についてどう思いますか? |
面接官がこのカテゴリで見ていること: 思考力と視野の広さです。「〇〇が問題だと思います」で終わらず、「なぜそれが問題か」「自分はどう関わりたいか」まで話せると評価が上がります。
大学独自・その他(2問)
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# | 質問例 |
|---|---|
29 | 最後に何か言いたいことはありますか? |
30 | 何か質問はありますか?(逆質問) |
面接官がこのカテゴリで見ていること: 学びへの積極性と、大学・学部を深く調べてきたかどうかです。特に逆質問(Q30)は「受け身か主体的か」が一目でわかる質問として、総合型選抜では重視されます(詳しくは後述のH2⑥で解説します)。
これら30問のすべてに完璧な「答え」を丸暗記する必要はありません。大切なのは、自分の経験・考えを整理しておくことです。
30問の中で自分がすぐ答えられないものを見つけたら、アオマルの自己分析機能でその答えの素材を整理できます。AIと対話しながら自分の経験・価値観を言語化できるので、「何を言えばいいかわからない」という状態から抜け出しやすくなります。
▶ 【総合型選抜】志望理由書を書いたら面接で何を聞かれる?想定質問リストと深掘り対策を高校生向けに解説
【頻出質問トップ5の回答例】NG vs OK で答え方の差を見る
質問一覧を把握したら、次は「どう答えるか」が重要です。ここでは特に頻出度が高い5問について、受験生が陥りがちなNG回答と、具体的エピソードを盛り込んだOK回答を対比形式で示します。
Q1「なぜこの大学を志望したのですか?」
面接官がこの質問で見ていること: 志望理由の一貫性・具体性。「なんとなく」ではなく、大学固有の学びや環境に根ざした理由があるかどうかを確認しています。
NG回答の例
「先生に勧められて、雰囲気もよかったので志望しました。」
→ 理由が他者依存で、大学の具体的な特徴に言及できていません。「なぜこの大学でなければならないのか」が伝わらず、どの大学にも使い回せる答えになっています。
OK回答の例
「高校2年生のとき、食品ロス削減をテーマに探究活動を行い、消費者行動の研究に興味を持ちました。貴学の〇〇学部には、行動経済学と環境政策を横断的に学べるカリキュラムがあり、オープンキャンパスで△△教授の研究室紹介を聞いて、ここで学びたいと確信しました。」
→ 高校での経験→学問的関心→大学固有の要素という流れで、一貫性と具体性が両立しています。
Q9「自己PRをしてください」
面接官がこの質問で見ていること: 主体性の有無。自分から動いた経験を語れるか、そしてその経験がこの大学での学びにどうつながるかを見ています。
NG回答の例
「私の強みは協調性です。クラスのみんなと仲よく活動できます。」
→ 抽象的で、具体的なエピソードがありません。「協調性」はほぼ全員が挙げる言葉であり、差別化になりません。
OK回答の例
「私の強みは、課題を見つけて自分から動く行動力です。高校1年のとき、文化祭の準備で意見がまとまらない状況に気づき、自分から議事録係を引き受けて話し合いを可視化する仕組みを作りました。その結果、準備期間を例年より1週間短縮でき、クラスで最優秀賞をいただきました。この経験から、組織の課題を構造的に捉える力を大学でさらに磨きたいと考えています。」
→ 強み→具体的な状況→自分の行動→結果→大学での学びへの接続という流れで、主体性が明確に伝わります。
Q14「探究活動を教えてください」
面接官がこの質問で見ていること: 知的好奇心と思考のプロセス。テーマより「なぜそれを選んだか」「どう考えたか」「何がわかったか」を見ています。
NG回答の例
「環境問題について調べました。プラスチックゴミが問題だと思います。」
→ テーマを言っただけで、調べ方・考察・自分なりの結論がありません。総合型選抜では探究活動の「プロセス」が評価されます。
OK回答の例
「『地域の高齢者はなぜスマートフォンを使いこなせないのか』というテーマで探究しました。近所の高齢者施設でヒアリングを行い、操作の難しさよりも『失敗したらどうしよう』という不安が最大の壁だとわかりました。そこで、失敗しても元に戻せる練習アプリの導入を施設に提案し、実際に試してもらいました。この経験から、技術の普及には心理的安全性の設計が必要だと学び、貴学のヒューマンインタフェース研究に興味を持ちました。」
→ 問いの設定→調査方法→発見→提案→大学の学びへの接続という流れで、探究の深さが伝わります。
Q21「将来の夢を教えてください」
面接官がこの質問で見ていること: ビジョンの明確さと、大学での学びとの接続。「なりたい職業」だけでなく、「なぜその夢を持つに至ったか」「大学でどう準備するか」が語れるかを見ています。
NG回答の例
「将来は国際的に活躍できる人になりたいです。」
→ 具体性がなく、どの受験生でも言える言葉です。「国際的に」「活躍」がどういう意味かが伝わりません。
OK回答の例
「将来は途上国の教育格差を解消する仕事に携わりたいと考えています。中学3年のとき、NGOのオンラインイベントに参加し、インターネット環境がないだけで教育機会を失っている子どもたちがいることを知りました。貴学の国際開発学科では、教育政策とICT活用を組み合わせて学べると伺っており、在学中に途上国でのフィールドワークにも挑戦したいと思っています。」
→ 夢の具体的な内容→きっかけとなった経験→大学での学び計画という流れで、ビジョンの明確さと行動意欲が伝わります。
Q30「何か質問はありますか?(逆質問)」
逆質問については、次のセクションで詳しく解説します。NG例・OK例・学部別の例文を合わせて確認してください。
OK回答のような具体的なエピソードが思い浮かばない場合は、アオマルのAI対話機能で自分の経験を掘り起こす練習ができます。「あのとき何を感じたか」「なぜそれをしようと思ったか」をAIとの会話の中で言語化することで、面接で使えるエピソードの素材が見つかりやすくなります。
▶ 総合型選抜の自己分析のやり方|過去・現在・未来を整理するステップと志望理由書への活かし方を高校生向けに解説
総合型選抜の面接が一般入試と違う理由|「なぜあなたなのか」を問われる構造
一般入試の面接は「大学生として基本的な姿勢があるか」を確認する場であることが多く、どちらかといえば礼儀や受け答えのスムーズさが重視されます。一方、総合型選抜の面接は根本的に目的が異なります。
総合型選抜では、大学側が「アドミッションポリシーに合った学生を主体的に選ぶ」という姿勢をとっています。つまり、「この学生は本当にうちの大学で学ぶべき人材か」を見極めるための場が面接なのです。
以下に、一般入試面接と総合型選抜面接の主な違いをまとめます。
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比較項目 | 一般入試の面接 | 総合型選抜の面接 |
|---|---|---|
主な目的 | 基本的な適性・礼儀の確認 | アドミッションポリシーとの一致を確認 |
質問の深さ | 表面的な質問が中心 | 志望理由書・活動実績への深掘りが多い |
志望理由書との関連 | 参照されることは少ない | 志望理由書を読んだうえで質問される |
探究活動への言及 | ほぼなし | 「探究活動を教えてください」は頻出 |
評価の軸 | 一般的なコミュニケーション能力 | 主体性・思考力・学びへの意欲 |
逆質問の重要度 | 低め | 高め(学びへの関心を示す機会) |
総合型選抜の面接では、「なぜこの大学なのか」「なぜこの学部なのか」「あなたはどんな経験からその関心を持つに至ったのか」という問いに対して、自分の言葉で筋道立てて答えることが求められます。暗記した答えを読み上げるような対応では、面接官にすぐ見抜かれてしまいます。
▶ 探究活動を総合型選抜に活かす方法|志望理由書・面接での伝え方と「地味なテーマ」でも評価される書き方を高校生向けに解説
面接官が"深掘り"してくる質問のパターンと切り返し方
面接で多くの高校生が想定外だと感じるのが「深掘り質問」です。最初の質問に答えたと思ったら、「それはなぜですか?」「具体的にはどういうことですか?」とさらに掘り下げられる。これが総合型選抜の面接の典型的な流れです。
深掘り質問には、主に以下の3パターンがあります。
パターン①「なぜ?」型
「将来は医師になりたいです」→「なぜ医師を目指そうと思ったのですか?」→「なぜその経験がきっかけになったのですか?」
パターン②「具体的には?」型
「探究活動で環境問題を調べました」→「具体的にどんな方法で調べましたか?」→「その結果、どんなことがわかりましたか?」
パターン③「他には?」型
「強みは粘り強さです」→「他に自分の強みだと思うことはありますか?」→「その強みを発揮した別の経験はありますか?」
この深掘り構造を知っておくと、最初の答えを作るときに「なぜ?」「具体的には?」「他には?」を自問しながら準備できるようになります。
深掘りに動じない「STAR法」の使い方
深掘りへの切り返しに特に役立つのが、STAR法という回答の組み立て方です。
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ステップ | 内容 | 問いかけ |
|---|---|---|
S(Situation:状況) | いつ・どんな状況だったか | 「そのとき、どんな場面でしたか?」 |
T(Task:課題) | 何が問題・課題だったか | 「何を解決しなければなりませんでしたか?」 |
A(Action:行動) | 自分が具体的にとった行動 | 「あなたはどう動きましたか?」 |
R(Result:結果) | 行動の結果・学んだこと | 「その結果どうなりましたか?何を学びましたか?」 |
STAR法を使った回答例(「強みは粘り強さです」への深掘りに対して)
面接官:「その粘り強さが発揮された具体的な経験を教えてください。」
> S(状況): 高校2年の夏、数学の模試で偏差値が40台前半に落ちてしまいました。
> T(課題): このままでは推薦の評定基準を満たせないという状況でした。
> A(行動): 毎朝30分、苦手な確率・統計の問題を1問ずつ解いて記録するノートを作り、3か月間続けました。わからない問題は放置せず、必ず翌日の授業前に先生に質問しました。
> R(結果): 3か月後の模試で偏差値が58まで上がり、評定も4.2を維持できました。この経験から、小さな積み重ねを継続することの大切さを学びました。
このように、深掘りされても「S→T→A→R」の流れで話せば、具体性と説得力が自然に生まれます。切り返し方のもう一つのコツは、「答えに詰まったときは正直に『少し考えさせてください』と言ってよい」ということです。焦って的外れな答えを返すより、5秒間考えてから答えたほうが面接官への印象はよくなります。
▶ 総合型選抜の面接練習のやり方|一人でできる方法・回数の目安・チェックリストを高校生向けに徹底解説
逆質問(Q30)で差をつける|総合型選抜で評価される聞き方
「何か質問はありますか?」という逆質問は、面接の最後に設けられることが多く、「特にありません」と答えてしまう受験生が少なくありません。しかしこれは、総合型選抜においては大きな機会損失です。
なぜ「特にありません」がNGなのか
逆質問は、面接官にとって「この学生はどれだけ本気でこの大学を調べてきたか」を確認できる最後のチャンスです。「特にありません」という回答は、「大学への関心が低い」「準備が不十分」という印象を与えてしまいます。
評価される逆質問には、次の2つの条件があります。
1. 大学・学部への具体的な関心を示している(「御校の〇〇プログラムについて」など、固有名詞を使う)
2. 調査済みの前提で聞いている(ウェブサイトや資料で調べればわかることは聞かない)
評価される逆質問の例(学部別)
文系学部(法学・経済・社会学など)
- 「〇〇ゼミでは、実際の政策立案プロセスをどのように授業に取り入れているのでしょうか?」
- 「入学後に海外フィールドワークに参加するための条件や準備として、今からできることはありますか?」
理系学部(工学・情報・農学など)
- 「1年次から研究室のプロジェクトに関わる機会はありますか?どのような形で参加できるのでしょうか?」
- 「△△教授の研究テーマに興味があるのですが、学部生が研究室訪問をする機会はありますか?」
教育・福祉系学部
- 「教育実習は何年次から始まりますか?また、実習先の選定に学生の希望は反映されますか?」
- 「社会福祉士の資格取得を目指す場合、学部の授業だけで対応できますか?それとも独自の学習が必要でしょうか?」
医療・看護系学部
- 「臨床実習が始まる前に、コミュニケーション能力を高めるためにどのような授業が用意されていますか?」
逆質問は「自分が知りたいことを聞く場」であると同時に、「自分の学びへの意欲を示す場」でもあります。面接前に大学のシラバス・教員紹介・学部パンフレットを読み込んで、1〜2問を事前に用意しておきましょう。
質問への回答を準備するときにやってはいけない3つのミス
頻出質問の一覧を手に入れた後、多くの高校生が陥りがちなミスがあります。準備の方向性を間違えると、せっかくの努力が本番で活かせなくなるため、以下の3点は必ず確認しておいてください。
ミス①:回答を一字一句丸暗記する
最もよくある失敗です。「完璧な答えを準備しよう」と思うあまり、回答文を丸暗記して面接に臨む高校生がいます。しかし、面接官は毎年何十人もの受験生を見ています。棒読みになっていること、少し質問の形が変わると答えられなくなることは、すぐに見抜かれます。
大切なのは「答えを覚える」ではなく「話す内容の骨格(キーワードと順序)を整理する」ことです。キーワードだけ頭に入れておけば、質問の形が変わっても柔軟に対応できます。
ミス②:答えが抽象的すぎる
「社会の役に立ちたいです」「人と関わる仕事がしたいです」——こうした答えは、どの受験生でも言える言葉です。面接官が聞きたいのは「あなた自身の言葉」であり、「あなたの経験から来る具体的な思い」です。
抽象的な答えには必ず「なぜなら〇〇という経験があったからです」という実体験を添えるようにしましょう。たとえば「人と関わる仕事がしたい」なら「高校2年のときに地域の子ども食堂でボランティアをして、子どもたちの笑顔を見たときに自分の存在が誰かの役に立てると感じたから」という具体的なエピソードが必要です。
ミス③:志望理由書と矛盾した答えを言ってしまう
総合型選抜の面接では、提出した志望理由書を面接官が手元に持っている状態で質問してくることがほとんどです。そのため、志望理由書に書いた内容と面接での発言が食い違うと、「書類に嘘を書いた」または「自分の考えを整理できていない」と判断されてしまいます。
面接の準備を始める前に、自分が提出した志望理由書を読み返すことが不可欠です。以下のチェックリストを使って、整合性を確認してください。
志望理由書との整合チェックリスト
- [ ] 志望理由書に書いた志望動機と、面接で話す動機が一致しているか
- [ ] 書いた活動実績・エピソードの詳細を口頭でも説明できるか
- [ ] 数値(評定・参加回数・期間など)が書類と一致しているか
- [ ] 固有名詞(大学名・学部名・教員名・プログラム名)の表記が一致しているか
- [ ] 将来の目標が書類と面接で矛盾していないか
5項目すべてに自信を持って「はい」と言えるようになってから、模擬面接に進むことをお勧めします。
▶ 志望理由書の書き方|何を書く?どう始める?ステップ順に高校生向けゼロから解説【総合型選抜】
面接準備の進め方ロードマップ|質問リストを手に入れた「次の一手」
頻出質問の全体像をつかんだら、次は実際の準備に入ります。以下の4ステップで進めると、効率よく面接対策を仕上げることができます。
ステップ1:質問カテゴリを把握して「弱点」を見つける
この記事で紹介した30問を読み、「自分がすぐに答えられないもの」に印をつけてみてください。志望動機は答えられるけど将来像が曖昧、自己PRは書けるけど時事問題が苦手——こうした弱点が明確になると、準備の優先順位が決まります。
ステップ2:自己分析で「答えの素材」を集める
面接の回答は、自己分析なしには作れません。「なぜこの大学か」「自分の強みは何か」「どんな経験が自分を形成したか」を言語化する作業が、すべての回答の土台になります。
自己分析に行き詰まりを感じたときは、総合型選抜対策アプリ「アオマル」の自己分析サポート機能を活用してみてください。AIと対話しながら自分の経験・価値観を整理できるので、「何を言えばいいかわからない」という状態から抜け出しやすくなります。
▶ 総合型選抜の自己分析のやり方|過去・現在・未来を整理するステップと志望理由書への活かし方を高校生向けに解説
ステップ3:カテゴリ別に回答の骨格を作る
自己分析で集めた素材をもとに、各カテゴリの回答骨格を作ります。骨格を作るときに便利なのがPREP法という構成フォーマットです。
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ステップ | 内容 | 例 |
|---|---|---|
P(Point:結論) | 最初に結論を言う | 「私の強みは〇〇です」 |
R(Reason:理由) | なぜそう言えるか | 「なぜなら〜という経験があるからです」 |
E(Example:具体例) | 実際のエピソード | 「高校〇年のとき、〜しました」 |
P(Point:再結論) | 最後に結論を繰り返す | 「この経験から〜と考えています」 |
このPREP法の骨格に、前述のSTAR法のエピソード(E部分)を組み合わせることで、どんな質問にも応用できる回答の型が完成します。このとき、志望理由書と内容が一致しているかを必ず確認してください(前述のチェックリストを活用)。
ステップ4:模擬面接で「声に出す練習」を重ねる
回答の骨格ができたら、実際に声に出して練習します。頭の中で考えているだけでは、本番で言葉が出てこないことが多いです。一人での練習(鏡の前・録音)から始めて、先生や家族に面接官役をお願いする模擬面接へとステップアップしていきましょう。
面接の服装や入退室のマナーも、本番前に確認しておくと安心です。
▶ 総合型選抜の面接の服装|スーツ・私服どちらが正解?男女別の身だしなみマナーを高校生向けに徹底解説
まとめ
大学の面接で聞かれる質問には「型」があり、志望動機・自己PR・学習・将来像・時事問題という5〜6のカテゴリに集中しています。特に総合型選抜では、アドミッションポリシーへの理解・探究活動・志望理由書との一貫性が問われるため、一般入試の面接対策とは準備の方向性が異なります。
この記事のポイントを整理すると以下の通りです。
- 頻出質問はカテゴリ別に把握すると準備効率が上がる
- 各カテゴリで面接官が見ているポイント(一貫性・主体性・思考力など)を意識して答えを作る
- 頻出5問はNG vs OK の対比を参考に、具体的なエピソードを盛り込んだ回答を用意する
- 総合型選抜の面接は「なぜあなたなのか」を問う構造になっている
- 深掘り質問にはSTAR法(状況→課題→行動→結果)で切り返す
- 逆質問は「特にありません」ではなく、大学固有の関心を示す1〜2問を事前に準備する
- 丸暗記・抽象的すぎる答え・志望理由書との矛盾の3つは必ず避ける
- 準備は「質問把握→自己分析→回答骨格作成(PREP法)→模擬面接」の4ステップで進める
面接で聞かれることはわかった——次は自分の答えを作る番です。アオマルの無料トライアルで、AIと一緒に回答骨格を作ってみてください。
アオマルでは、今回紹介した対策をAIと一緒に実践できます。まずは無料トライアルでお試しください。
この記事を書いているのは

坂本浩一 ❘ 東京大学卒・総合型選抜対策専門
東京大学卒。総合型選抜専門塾にて小論文・志望理由書・面接対策を中心に多数の受験生を指導。これまでに難関国公立・私立大学への合格者を多数輩出してきた。総合型選抜において重要なのは「表現力」ではなく「思考力と一貫性」であるという信念のもと、再現性のある指導を徹底。大学入試改革やAI活用にも精通し、現在は株式会社mugendAIにて総合型選抜対策AIの監修を担当。受験生が“本質的に考える力”を身につける支援を行っている。