
志望理由書に修正テープはNG?書き間違えたときの正しい対処法と防止策を徹底解説【総合型選抜】
出願書類を手書きで記入していて、「あ、書き間違えた…」と焦った経験はありませんか?そのとき真っ先に頭に浮かぶのが「修正テープで消してしまえばいいのでは?」という考えかもしれません。しかし、志望理由書への修正テープ使用は基本的にNGです。なぜNGなのか、書き間違えたときはどうすればよいのか、そして書き間違いをそもそも防ぐにはどうすればよいかを、この記事でわかりやすく解説します。
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結論:志望理由書に修正テープは原則NG
まず結論を先にお伝えします。志望理由書への修正テープ・修正液の使用は、原則としてNGです。
理由はシンプルで、修正テープや修正液を使って上書きした書類は「改ざんの可能性がある書類」と受け取られかねないからです。大学の入試担当者は何百枚・何千枚もの書類を審査しています。修正テープが貼られた志望理由書を見たとき、「丁寧さに欠ける」「書類作成に対して真剣さが足りない」という印象を与えてしまう可能性があります。
また、多くの大学の募集要項には「修正液・修正テープの使用不可」と明記されているケースが多くあります。仮に明記されていなくても、出願書類は公式書類である以上、修正ツールを使うことは一般的に好ましくないとされています。
「少しくらいなら大丈夫だろう」と思って修正テープを使ってしまい、それが審査に悪影響を与えてしまうリスクを考えると、最初から書き直す判断をするほうが賢明です。焦る気持ちはよくわかりますが、まず深呼吸して、この記事の手順を確認してみてください。
▶ 大学の出願書類とは?総合型選抜で必要な種類・準備の流れ・よくあるミスを高校生向けに徹底解説
大学側が修正テープをNGとする背景
書類審査における「印象」の問題
総合型選抜の書類審査では、志望理由書の「内容」だけでなく、「書類全体から伝わる姿勢・丁寧さ」も評価の対象になります。大学の入試担当者や教授が審査する際、修正テープや修正液が使われた書類は、それだけで「この受験生は書類作成を雑に扱っているのかもしれない」という印象を与えてしまいます。
総合型選抜は、学力試験だけではなく「この学生は本当にうちの大学で学びたいのか」「主体性や誠実さがあるか」を総合的に判断する入試形式です。アドミッションポリシーに「主体性を持って取り組む学生を求める」と書かれている大学が多い中、出願書類の丁寧さは、そうした姿勢を示す最初の機会でもあります。修正テープが貼られた書類は、その第一印象を大きく損なうリスクがあります。
募集要項に明記されているケースも多い
多くの大学の募集要項には、志望理由書や調査書などの記入に関するルールが記載されています。たとえば以下のような文言が実際に使われています。
- 「黒のボールペンで記入してください。鉛筆・修正液・修正テープの使用は認めません。」
- 「訂正する場合は、二重線を引いた上で訂正印を押してください。」
- 「書き損じた場合は、最初から書き直してください。」
このように、大学によって「二重線+訂正印でOK」な場合もあれば「書き直し一択」の場合もあります。募集要項を必ず確認することが最初のステップです。
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書き間違えたときの正しい対処法3パターン
書き間違えてしまったときは、以下の3つのパターンで対応を検討してください。
パターン①:最初から書き直す(最も確実)
最も確実で印象が良いのは、書き直すことです。特に以下のような場合は、迷わず書き直しましょう。
- 修正テープ・修正液の使用が募集要項で禁止されている
- 書き間違いが目立つ位置にある(冒頭・タイトル行など)
- 複数箇所に書き間違いがある
「書き直す時間がない」と感じる人もいるかもしれませんが、書き間違いのある書類を提出して審査に悪影響が出るリスクを考えると、時間をかけて書き直すほうが確実に合格に近づきます。コピー用紙で何度か練習してから清書に臨む方法については、後述の「書き間違い防止テクニック」で詳しく解説します。
パターン②:二重線+訂正印(募集要項で確認必須)
大学によっては、「二重線を引いて訂正印を押せばOK」としているケースもあります。ただし、この方法が認められるかどうかは必ず募集要項で確認してください。
二重線+訂正印が認められている場合の正しい手順は以下の通りです。
1. 間違えた文字・文章に定規を使って二重線を引く
2. 訂正印(認め印)を二重線の上か横に押す
3. 正しい内容を近くの空白スペースに書き直す
ただし、この方法は「1〜2文字程度の誤字」に限るのが現実的です。行全体や段落が間違っている場合は、訂正印での対応は見た目が乱雑になるため、書き直しを選ぶほうが賢明です。
パターン③:大学の入試担当窓口に問い合わせる
募集要項を読んでも修正方法の記載が見当たらない場合や、判断に迷う場合は、大学の入試担当窓口に直接問い合わせるのが確実です。「問い合わせるのは恥ずかしい」と思う必要はありません。むしろ、丁寧に確認する姿勢は誠実さの表れとして好印象を与えることもあります。
問い合わせメール文例:
件名:出願書類の記入方法についてのご確認
〇〇大学 入試・広報課 ご担当者様
はじめまして。2026年度総合型選抜への出願を予定している
〇〇高校3年の〇〇と申します。
志望理由書の記入中に書き間違いが生じてしまいました。
募集要項を拝読しましたが、訂正方法についての記載が見当たらず、
ご確認のためご連絡いたしました。
・修正液・修正テープの使用は可能でしょうか。
・訂正の場合、二重線と訂正印での対応は認められますか。
・書き直しが必要な場合、用紙の再発行はお願いできますか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
〇〇高校 3年〇組
氏名:〇〇 〇〇
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
修正手段の比較表
修正手段 | 使用可否 | 審査上の印象 | 大学ルール確認の要否 |
|---|---|---|---|
修正テープ | 原則NG | 悪い(改ざん疑念・丁寧さ欠如) | 確認しても基本NG |
修正液(ホワイト) | 原則NG | 悪い(修正テープと同様) | 確認しても基本NG |
二重線+訂正印 | 大学による | 許容範囲内(最小限なら可) | 必須 |
最初から書き直す | 常にOK | 最も良い | 不要 |
よくある書き間違いパターンと対応早見表
実際に書き間違いが多いのはどのような場面でしょうか。よくあるパターンと対応法をまとめました。
書き間違いパターン | 具体例 | 推奨対応 |
|---|---|---|
漢字の誤字 | 「志望」→「志望」の「望」を「覧」と書いてしまう | 1〜2文字なら訂正印可(要確認)、それ以上は書き直し |
行のはみ出し | 枠内に収まらず欄外に文字がはみ出た | 書き直し推奨 |
誤字・脱字 | 「高校」を「高交」と書いてしまう | 1文字なら訂正印可(要確認) |
段落ごとの内容ミス | 書くべき内容を別の欄に書いてしまった | 書き直し一択 |
志望学部名の誤記 | 「経済学部」を「経営学部」と書いてしまう | 書き直し一択(重大ミス) |
特に志望学部名・大学名の誤記は致命的なミスになりかねません。書き始める前に、大学名・学部名・学科名を正確に確認しておくことが重要です。
そもそも書き間違いを防ぐための手書きテクニック
書き間違いが起きる原因の多くは「準備不足のまま清書に入ること」です。以下の手順を踏むことで、書き間違いのリスクを大幅に下げることができます。
書き間違い防止チェックリスト
【清書前の準備】
- [ ] 志望理由書の内容(文章)をすべて完成させ、推敲まで終えている
- [ ] 募集要項で「使用ペンの色・太さ」「修正方法」を確認した
- [ ] 提出用紙をコピー機でコピーし、練習用の予備を2〜3枚用意した
- [ ] 大学名・学部名・学科名を正式名称で確認した
【コピー用紙での練習】
- [ ] コピー用紙(練習用)に一度全文を手書きで書いた
- [ ] 文字の大きさ・行間が枠内に収まることを確認した
- [ ] 書くスピードと集中力を確認した(疲れていないか)
【清書当日】
- [ ] 静かで落ち着いた環境で書く時間を確保した
- [ ] 書く前に手を洗い、手汗で用紙が汚れないよう対策した
- [ ] 下書きした文章を手元に置き、1段落ずつ確認しながら書いた
- [ ] 書き終えたら声に出して読み上げ、誤字脱字を確認した
鉛筆なぞり法(薄く下書きしてからペンでなぞる)
志望理由書の記入欄に直接、シャープペンシルで薄く下書きをしてからボールペンでなぞる方法もあります。ただし、この方法が使えるのは「鉛筆の使用が禁止されていない場合」に限ります。また、ボールペンで書いた後は消しゴムで鉛筆の跡をきれいに消す必要があります。消し残しがあると見た目が悪くなるため、消しゴムがけは丁寧に行ってください。
募集要項に「鉛筆使用不可」と書かれている場合はこの方法は使えませんので、必ず確認してください。
書き間違いの根本原因は「内容が固まっていないまま清書に入ること」
ここが最も大切なポイントです。書き間違いが頻繁に起きる受験生の多くは、「文章の内容をまだ考えながら清書している」という状態にあります。
文章を考えながら書いていると、途中で「あ、この表現の方がよかった」「ここは順番を変えた方がいい」という修正衝動が生まれます。その迷いが手の動きを止め、書き間違いを誘発するのです。
逆に、清書に入る前に文章を完全に完成させ、一字一句どう書くかを決めておけば、清書は「決まった文章を丁寧に写す作業」になります。この状態であれば、書き間違いの確率は格段に下がります。
つまり、書き間違い防止の最大の予防策は「清書前に文章を完成させておくこと」なのです。
▶ 志望理由書の書き方|何を書く?どう始める?ステップ順に高校生向けゼロから解説【総合型選抜】
デジタルで内容を完成させてから手書きに臨む流れ
「内容を先に完成させる」ために有効なのが、デジタルツールで文章を作り込んでから清書に臨む方法です。具体的な流れは以下の通りです。
ステップ1:自己分析・志望理由の整理
まず、なぜその大学・学部を志望するのか、自分の経験や強みは何かを整理します。この段階では箇条書きでも構いません。
ステップ2:文章の下書きと推敲
整理した内容をもとに、パソコンやスマートフォンで文章を書きます。デジタルであれば何度でも書き直せるため、表現の調整・誤字脱字の確認・文字数の調整が容易です。
ステップ3:添削・フィードバックの反映
完成した文章を先生や添削サービスに見てもらい、フィードバックを反映させます。この段階で内容・表現をしっかり固めます。
▶ 志望理由書の添削は誰に頼む?無料でできる方法・頼み方のコツ・注意点を高校生向けに徹底解説【総合型選抜】
ステップ4:完成した文章を手元に置いて清書
デジタルで完成した文章を印刷するか、画面に表示させた状態で手書き清書に臨みます。「写す」だけの状態になれば、書き間違いのリスクは最小化されます。
このステップ3の「添削・推敲」フェーズで役立つのが、AIを活用した志望理由書対策ツールです。アオマルでは、AIが志望理由書の内容をチェックし、改善点をフィードバックしてくれるため、清書前に文章の完成度を高めることができます。手書き清書の前段階として、アオマルで文章を完全に仕上げておくことが、書き間違いを防ぐ最も効果的な方法のひとつです。
募集要項で確認すべき記載例
大学ごとに出願書類のルールは異なります。出願前に必ず募集要項の以下の箇所を確認してください。
確認すべき記載例(実際に使われる文言)
- 「黒のボールペンで丁寧に記入してください」
- 「鉛筆・フリクションボールペン・修正液・修正テープの使用は認めません」
- 「訂正する場合は、二重線を引いて訂正印を押してください」
- 「書き損じた場合は新しい用紙に書き直してください(予備用紙は入試課窓口で配布)」
- 「消えるボールペン(フリクション等)は使用しないでください」
特に「フリクションボールペン(消えるボールペン)」は、熱で消えてしまう性質があるため、出願書類への使用は厳禁です。郵送中に摩擦熱が生じて文字が消えてしまう事故が実際に起きています。必ず「水性または油性の黒ボールペン」を使用してください。
まとめ
志望理由書への修正テープ・修正液の使用は原則NGです。書き間違えてしまったときは、①最初から書き直す、②募集要項を確認した上で二重線+訂正印を使う、③判断に迷う場合は大学の入試担当窓口に問い合わせる、の3パターンで対処しましょう。
そして最も大切なのは、書き間違いを防ぐための根本的な対策です。「内容が固まっていない状態で清書に入ること」が書き間違いの最大の原因です。デジタルツールで文章を完全に仕上げてから清書に臨む習慣をつけることで、書き間違いのリスクを大幅に減らすことができます。
出願書類全体の準備については、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 総合型選抜の出願書類まとめ|必要な種類・書き方・提出前チェックリストを高校生向けに徹底解説
焦らず、丁寧に、一歩ずつ準備を進めていきましょう。あなたの志望理由書が、大学の審査担当者に誠実さと熱意を伝える書類に仕上がることを応援しています。
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この記事を書いているのは

つき ❘ 東大推薦合格者
東京大学法学部在学。学校推薦型選抜(旧推薦入試)で合格。受験当時は自己分析・志望理由書・小論文対策に徹底的に向き合い、独自に思考整理法を確立。受験生目線でのリアルな課題やつまずきポイントを踏まえた発信を行っている。現在は株式会社mugendAIの教育コンテンツ制作に参画し、総合型選抜対策の実践的なノウハウを発信中。「東大推薦合格者として伝えられるリアル」を大切にしている。
